Category Archives: Book

UNDER THE MUSHROOM SHADE 2026


■日時:2026年6月10日(水)14:00
■会場:BIG TREE THEATER D列
■出演:加藤梨里香、木内健人、吉沢梨絵

「ピーターラビット」の作者、ビアトリクス・ポター
の生涯をもとにしたオリジナルミュージカルです。

すべてが美しかった。

ドライフラワーのアートなステージで
ひらひら葉っぱが舞い降りてきます。

3人とも歌うまさんなのでもちろん歌が美しい。

そして誰も悪人が出てこない。
心の美しい3人。

きのこが好きな変わった女の子ヘレン(加藤)は
お見合いもうまくいかず、母(吉沢)は心配でたまらない。
出版社の3男ロン(木内)は会社のメインの仕事は任せてもらえず
身体も弱い。
そんな生きることに不器用な二人が出会い
一緒に生きていくことに初めて幸せを感じる。

身分の違いで結婚を反対されるものの、
ほぼずっと美しかった。

ただねえ、確かビアトリクスとお母さんって確執あったよね?
というのがずっと気になってて、
「女は家を守るべき」な母親と
「自立を目指す」ビアトリクス。
これを仲良し母子に変えているのは
結構重要な部分の史実にあってなくて
違和感だった。

この確執があったから
ビアトリクスが創作に熱中し、出版の道を拓いた
かのしれないのだから
そのままの描き方でも良かったんじゃないかなあ
と思ったりした。

二兎社公演49『狩場の悲劇』

※ネタバレありますので、未見の方はご注意※

■日時:2025年12月13日(土)13:00
1幕1時間10分 15分休憩 2幕1時間20分
■原作:アントン・チェーホフ
■脚色・演出:永井愛
■出演:
溝端淳平 川添野愛 玉置玲央 亀田佳明
大西礼芳 加治将樹 岡田地平 ホリユウキ
水野あや 石井愃一 佐藤誓

♢あらすじ♢
1880年、モスクワのある新聞社に、セルゲイという元予審判事が
「狩場の悲劇」という彼が実人生で遭遇した殺人事件を題材にした小説を持ち込む。
まだ読んでいないと言う編集長に、セルゲイは勝手に小説を語り始める

はじめての二兎社でした。
とても台詞がわかりやすく面白かった。
戯曲ではない小説を台詞で成立する芝居に仕立てる。
見事だなあ。

舞台セットは同じままで、
新聞社の中だったはずが、その横で小説が始まり
観客を引き込んでいく。
「いやいやここでやってもらっちゃ困るよ」みたいなツッコミを
編集長が入れることで、観客と小説の世界の遠さが
なんとなく薄まっていく。

この編集長、いい感じで現実と小説をいったりきたりするんだなあ。
以前『尺には尺を』で拝見しているようですが記憶なし。すみません。
溝端くんが主演ですが、ラストの展開といい、準主役のようでした。

今回のお目当てといえば玉置さんでしたが、
チャランポランな伯爵役で、
まあそれなりに似合ってましたが、
パリッとデキる男役でなかったのが残念。

溝端くんはさすがでしたねえ。
お芝居いいわあ。

役者さんたち皆さん良かったです。
門脇麦ちゃん、降板でしたが、遜色なく。
まあ麦ちゃんだったらもっと愛らしく憎たらしかったかも
というのは残念。

ラストで登場人物たちが全員集合して
「お前がこの話書いたんじゃないか!」と不満を言い出し、
え?って思ったところで
編集長がチェーホフとなり
登場人物たちが遠くなって、チェーホフがクローズアップして
今「桜の園」を書いているんだが…と
作家の苦悩を語る。
最後にこんなもう一周外の縁取り入れてきたかあ
とゾワっとした。
客席みなさん動揺してた。

驚いたわあ
そして感嘆したわ。

小説ではこの設定はないらしいので、
永井さんのオリジナル。
クリエイティブだなあ。

KERA meets CHEKHOV Vol.4/4 「桜の園」


■日時:2025年1月21日(火)
1幕84分 休憩15分 2幕76分
■会場:キャナルシティ劇場 1階D列
■作:アントン・チェーホフ
■上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■キャスト
天海祐希 井上芳雄 大原櫻子 緒川たまき 峯村リエ 池谷のぶえ
荒川良々 鈴木浩介 山中崇 藤田秀世 山崎一 浅野和之 ほか

コロナで一度も上演できなかった幻の作品のリベンジ。
メインキャストもかなり入れ替わってますが
王子は引き続き出演。

ラネーフスカヤ夫人が大竹しのぶさんから
天海祐希さんになったのが一番大きいですね。

登場した時には一瞬空気が止まって
拍手が起きました。
それくらい天海さんは女王様の圧がある。

けど、sasa個人的にはシェーンホームズ演出の
原田美枝子さんが好きだった。
美しさはもちろん人生の重みと時代遅れの愚かさ
が人間の憐みを感じさせたんだよなあ。

事前に画像は見ていたものの
王子の薄毛キャラはやはり受け入れられない。
知的で先進的のようでいて
万年学生から脱却できず中身が伴ってない
というのがsasaのトロフィーモフのイメージなのですが、
少なくとも見た目はごく普通の学生の方がよいのでは?
ケラは喜劇に仕立ててますが、
薄毛というビジュアルで面白くする必要はないし
実際面白いわけでもない。

ケラがそんな浅い発想をするとは思えないので、
検討違いなこと言ってのだろう。

に対して、荒川さんのロバーヒンの素晴らしさ。
シェーン演出の八嶋智人さんはやけに知的で農民からの成り上がりには見えなくて
その点、荒川さんはいい人そうな風貌で最初は屋敷を売らずにすむように尽力するけど
諦めてからは厭らしさも垣間見えて魅力的だった。
助演賞は荒川さんだな。

そして重要なのは執事フィールス。
本編では認知症を強調されてるけど、ラストの
みんなに病院に行ったと思われてるけど実は屋敷に残っていた
のところ
みんなが出て行く前に倉庫の戸締りされてて
フィールスはあの中に閉じ込められたのか?と見てたら
横の部屋からひょこひょこ出てきて
「みんな行ってしまったか」「坊ちゃんはまた外套も着ないで…」
と言うのが本人納得の様子で
んん?
認知症じゃないじゃん?
これまで認知症のふりしてたのか?
となったのです。

屋敷に残されたのではなく
自らの意思で屋敷と破滅を共にする主体的な選択
と感じました。

ついついシェーン演出と比べてしまうけど、
内容的にはシェーンの方が好きでした。
チェーホフの原作に忠実なのはケラ演出ですが
シェーンがチェルノブイリを重ねた捻りが憎らしかった。

gorey cafe@京都


4月後半に関西旅行。
初日は京都のgorey cafeさんでランチ。


日替わり定食は日曜日はお休みのようで
野菜たっぷりカレーのコーヒーセットにしました。


イラストレーターのナツナさんの壁画が実は2階に潜んでいるカフェです。
イベント以外は1階しか開いてないので見られません。

マスターは見た目ワイルドだけど温かそうな方で、
こだわりの本が置いてありまして、
ちょっと気になった本を見始めたらハマってしまった。

エドワードゴーリー。

今まで全く存じ上げなかった。
おぞましくでゾクゾクする。
怖いもの見たさの面白さ。
デザイン性の高いイラスト。

おお~唸るなあ。

数冊あったので夢中で読んでたら
マスターの目に留まり、
「ハマるでしょ」って。

うん、すごくイカシテマスよ。

アラフィフファッション誌

整骨院の院長が、おそらくまだアラサーくらいの美人さんなのですが、

待合室に置いている雑誌がどれも、ワンランク上のいいお品を提案するセレクト。

それも、やはり患者さんの年代にあわせてくれているのか、

sasaにドンピシャな内容なのです。

 

この『HERS』、大々的に50歳と出してきてます。

前田典子さんというモデルさん、有名な方らしいですが、

表紙も中面もこの方中心に構成。

 

昔はずっと『LEE』を愛読していて、

最初は20代後半くらいがターゲットだったはずが、

だんだん30代に進出し、その世代がアラフィフとなってきた今、

そこをターゲットにするのは当然といえば当然。

 

実際、中には美しい50歳がたくさん登場していて、

羨ましい限り。