Daily Archives: 2026年7月7日

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映画『サンキューチャック』


スティーブンキング原作の映画です。
うっかりほのぼのあったかに終わったかのような気になるけど
いやあ、実は怖いよお。

まずスタートが「第3章」とある。
あれ?これって後篇かなにかなの?
と戸惑うが、いやそういう作戦。
世界の終わりのシーンから始まる。
登場人物たちが、地面が陥没したり、どんどん人が亡くなる非常事態に
右往左往な中、有名人でもない「サンキューチャック」のCMや映像が次々と流れる。
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第2章。
女の子がストリートでドラムを叩いているところに
男性(チャック)が現れ、ドラムに合わせて踊り始め、そこに
彼氏に振られてどん底の女性が来て、
チャックを見て自分も踊りたくなってたら
チャックから手を伸ばしてダンスに誘われ一緒に踊る。
このダンスシーン、とてもいい。

チャック役はトム・ヒドルストン。
無茶苦茶踊れる俳優さんなのね。

そして第1章。
チャックの過去が語られる。
おばあちゃんがまだ子供のチャックをダンスに誘うシーンが
第2章で女性を誘うのと同じ。
ダンス部での素敵な女の子との出会い。
絶対に入ってはいけない屋上の部屋に何があるのか?

ネタバレになるのであまり書けませんが
思ったこと2つ。

もし自分がそうなったとして一番怖いのが
「それ」が事前にわかっていたら
それを待ちながら生きていくとはどういう人生なのだろう。
チャックの前におじいちゃんも同じ人生だったわけで
チャックに同じ思いをさせたくなかった。

もうひとつは、第1章でも第3章でも出てくる
アメリカの詩人ウォルト・ホイットマンの
「私の中には無数の人たちが存在する(I contain multitudes)」

人は自分が認識していない人も含めて
無数の人で構成されている。
第3章で出てくる教師や、スケートボードの少女、
チャックと知り合いでなくても、
その関係で人生ができている。

なぜかハッピーエンドのような爽快気分になるのが
なぜなのかが謎。