
■日時:2026年9月16日(水)13:00 1幕:85分/休憩:25分/2幕:70分(計3時間)
■会場:梅田芸術劇場 6列サイド
■出演:柿澤勇人 堀内敬子 松岡茉優 廣瀬友祐 上口耕平 宮澤佐江 瀬奈じゅん 石井一孝 他

個人的に今年のミュージカルのハイライトだと思っている作品。
東京で取れる気がしなかったので大阪に賭け
先着先行抽選でカッキーは取れたものの
予想通り吉沢亮回は取れなかった。
もちろん、カッキーでも十分楽しみ♪
映画も観てないし、予習もせず、
「DEAR EVAN HANSEN」というタイトルの意味もわからず観劇。
社交不安障害の治療のために、
医者から自分あての自分を肯定する手紙を書くように言われたのが
タイトルになっている。
その手紙を薬物中毒のクラスメイトに取られ
その後、そのクラスメイトが自殺したことから
エヴァンは嘘を積み重ねていく。
膨大な台詞も、英語も、歌もダンスもなんでもできるカッキーは
今回も素晴らしかった。
登場シーンから手が震え、目は泳ぎ、超早口で不安定。
木から落ちたのに、誰も助けに来てくれなかった
→自分なんていなくてもいいんだ
エヴァンの精神状態は底。
から、コナーの死があり、
手紙について嘘が嘘を呼んでいくのだけど、
その嘘に、
マーフィー家コナーの両親は在りし日の息子の姿を思い出し
目を輝かして聞いてくれるマーフィー家の中に
自分の存在意義を感じていく。
そこには、母子家庭で仕事に追われ
週に1度くらいしか会えない母親との関係があり、
後半で出てくるけど
「グローブでキャッチボール」コナーの父
「毎日ご飯を作ってくれる」コナーの母
「自分のいいところを見つけてくれる」コナーの妹
という理想の家族に救いと自分の居場所を見出す。
You will be found!
現代ならではの問題もテーマになっていて
嘘の拡散で一躍ヒーローにもなり
嘘がバレると一気に袋叩き、
それも長続きはせず1週間程度で忘れ去られる。
人の不幸は蜜の味
で、コナープロジェクトなんてものに一丸となることで
他人の悲劇を消費し、すぐ飽きるSNS社会。
1幕は嘘がどんどん大きくなり、
エヴァンは希望通りに学校、いや世界中にfoundされるんだけど
それが長く続かないことはわかってるので見ていてつらい。
2幕でもう嘘は限界!となって告白した時にはホッとしたよ。
そしてその時に、一番怒るだろうと思っていたマーフィー家の人たちは
なにも言わず立ち去り、その後も彼の罪を糾弾することもなかった。
これは見ていたらわかるけど、
エヴァンの嘘でコナーとの楽しかった日々を思い出し
息子を亡くした辛さを救ってもらった事実を
彼ら自身が一番理解していたのだと思う。
長くなるので続きはまた。





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