今日はこれを書くべきでしょ。
フィギュアGP中国杯。
6分間練習の時から、
こんなにたくさんの人が、本気で練習してて、
よくぶつからないもんだ…なんてボンヤリ見てたの。
そしたら…。
ずっと起き上がれず、立ち上がると血が流れている…。
いったん奥に戻り、座っている様子も放心状態。
倒れそうな足取りで戻ってきて
リンクを見ながら泣き出すので、
「ああ、もう滑れないから悔しいよね」
と思っていました。
いつも試合前の集中の様子を遠くからカメラが追うよね。
あの時の集中ぶりは、報道陣も寄せ付けないほどだし、
ヘッドフォンで、周りの音も入らないようにしてるし、
一般人にはあり得ないレベルの集中体制でしょう。
あの熱い松岡修造が
「アスリートとしては滑らないでほしい」と言ってましたが、
観客も、滑りを見たい、でも滑らないでほしい
そんな思いで見つめていたのではないでしょうか。
結局、再開された6分間練習に、羽生くんは登場。
歩くのもままならない様子だったのにね。
羽生君の目指すものは、滑ることではなく、
思いを伝えることなのだというのが、
あのフリーで痛いほど伝わりました。
そして、いいなあと思ったのは、結局優勝したコフトゥンが
1位が決まっても全く笑顔を見せなかったこと。
自分の演技にも満足いかなかったようだけど、
2人への配慮が感じられて、さすがは世界のトップアスリートですね。
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