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2024エンタメ回想

大晦日ですね。
みなさまいかがお過ごしですか?
今年も次男だけ帰省中。
一日早く年末休みをいただいたおかげで、
掃除とお料理が落ち着いてできました。

恒例となりましたエンタメ振り返り。
今年のラインナップは下記の通りです。

■ミュージカル・お芝居
1/5 ミュージカル『ベートーヴェン』
1/12 ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』
2/17 舞台『オデッサ』
3/9 舞台「インヘリタンス-継承-」
3/13 ミュージカル『カム フロム アウェイ』
3/13、14 パラドックス定数第49項「諜報員」
3/18 LIVE PERFORMANCE 『3』福岡公演
3/29 KERA CROSS第五弾 『骨と軽蔑』
4/23 ミュージカル『王様と私』
4/25 舞台『Le Fils 息子』
5/4 ミュージカル『VIOLET』
5/16 シス・カンパニー『カラカラ天気と五人の紳士』
6/16 彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1「ハムレット」
8/10 ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』
8/18 舞台『オーランド』
9/1 佐賀国スポ体操競技
9/13 万能グローブガラパゴスダイナモス第33回公演『月ろけっと』
9/21 舞台『破門フェデリコ ~くたばれ!十字軍~』
10/5 映画上映 ギンギラ太陽’s「超時空地下街テンチカ 七隈線で別世界へGO!」
10/25 ヨーロッパ企画第43回公演「来てけつかるべき新世界」
11/5 ミュージカル『モーツァルト!』
11/10 ミュージカル『ビリー・エリオット』
12/20、21 全日本フィギュアスケート選手権

■音楽
3/3 THE COLLECTORS 「ロックンロール イースター 2024」@福岡
4/23、24 井上芳雄 by MYSELF × Greenville Concert 2024 2日目
5/11 ひとりトモフ岡山ワンマン ~鬼退治に行くぞ!篇
5/12 ひとりトモフワンマン@京都紫明会館
8/31 加藤和樹 LIVE in the DARK tour -星空リサイタル vol.2-
12/14 務川慧悟 ピアノコンサート

■映画
1/6 プラネタリウム『QUEEN -HEAVEN-』
2/24 映画『QUEEN ROCK MONTREAL』
8/28 映画『ラストマイル』
10/9 映画『憐れみの3章』
11/1 映画『侍タイムスリッパ―』

■美術館
九州芸文館「岡本太郎の写真」
田崎廣助美術館
久留米市美術館「芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄」
福岡市美術館「永遠の都ローマ展」
久留米市美術館「ちくごist 尾花成春」
福岡アジア美術館「エルマーのぼうけん展」
福岡市科学館「動くゴッホ展」
福岡市美術館「ADAPTATION – KYNE」
北九州市美術館「安野先生のふしぎな学校」
立佞武多会館
秋田県立美術館
北九州市美術館「大コレクション展」

さて、ランキングを決めるのは観劇のみでして、
今年のNo.1は

ミュージカル『ビリー・エリオット』
とさせていただきます。
再々演ではありますが、久しぶりに観劇しまして、
やはりその素晴らしさは最高。
ストーリーと音楽の切なさに胸がつまり
ほぼ泣きっぱなし。

迷ったのはこの4作品。
舞台『オデッサ』と『ハムレット』カッキーの実力はとんでもなかった
パラドックス定数第49項「諜報員」ヒリヒリ痺れる緊張感
舞台『Le Fils 息子』親として一番痛いところを突かれる

パラドックスは来年2月の公演を前作以上に期待しております。
新年も素敵な作品に出会えますように。

みなさまよいお年を。

大コレクション展@北九州市美術館

義父の17回忌でした。
義母は特養に入って帰宅も難しいので、
お坊さんに来ていただきひっそりと行いました。

終ってから北九州美術館へ。

開館50周年を記念して、所蔵する作品の中から
選りすぐりの200点が公開されています。

特定の作家やテーマにあわせたものではないので、
多様なジャンルの、自分では見に行かない作家の作品を観ることができて
とても楽しい。

浮世絵コーナーは色味が美しく、
ちょっと気になる月岡芳年も。

所蔵しているモネの睡蓮はこんなイメージ違いで

遠い昔、仕事で作品を扱った瑛九。
懐かしい。

立佞武多会館☆五能線の旅2日目③

いったん五所川原駅に戻りまして、
駅近くのフォレストブルーさんでランチ。

電車までちょっと時間があったので近くの
立佞武多会館に行ってみました。

時間があるから、くらいの気持ちで行ったのですが、
これが大正解。
というか行ってなかったら後悔するところでした。

写真だとギラギラする色しかわからないと思うけど、
佞武多って、下地が和紙に色付けしてあるので、
その色味に濃淡やにじみなどの味わいがあって
それが光に映し出されて
見事な美しさなのです。

それも、青森、弘前、五所川原が3大ねぶたですが、
それぞれ形状が違う。

青森は立体的、弘前は扇型、五所川原は高さが特徴で22m。

なのでこの会館は立佞武多が入るために天井が高く、
入場してすぐはまずエレベーターで上に上がり、
グルグルまわりながら佞武多を眺めて下りていき
いろんな高さで楽しむことになります。

もう圧巻でしたわ。
色付け前もこんなに力強い。

青森駅近くにも青森ねぷたの会館があったのに
行ってなかったことが後悔しきり。

安野先生のふしぎな学校


北九州市美術館で開催の「安野先生のふしぎな学校」
初日にうかがいました。


記念講演会「安野光雅の世界」を拝聴したくてね。
津和野町立安野光雅美術館館長の大矢鞆音氏の講演です。
もと出版社でバリバリにされていた方で、
一度に3つの館の立ち上げも行ったらしい。
今はかなりご高齢です。

基本的には安野先生の思い出話を語られました。
安野先生はとにかく企画やさん。
いつも自分より先に面白いことを考えていたそうです。

そのお話の通り、展示も面白かった。
安野さんが教員だったことから、
展示を「こくご」「さんすう」などの学校の授業科目ごとに仕立ててあって
正直、そんなくくりはなくてよかったとは思いましたが、
絵自体にストーリーがあるし、
ただの絵ではなくて、だまし絵だったりかくし絵だったり
楽しめます。

特に面白かったのがグリム童話の作品たちで、
原本のお話に並べるカタチで
人間の文字の読めないキツネの父親が
絵本の絵を観ながら自分の好き勝手な解釈で子ギツネに読み聞かせる。
みなさん、じっくり読んでました。

今どきには珍しく、撮影できるのはほんの少し。

磯崎新作の北九州美術館はとても素敵な建物なのですが、
小高い丘の上にあって下界とは異なる世界にあります。

食事できるところもないので、
2階のカフェテリアで割高のカレーランチ

福岡市美術館「ADAPTATION – KYNE」


■会場:福岡市美術館
KYNE(キネ)ってアーティストご存じですか?
1988年生まれだから36歳くらい。
アパレルブランドとのコラボレーション、CDジャケットのイラスト、
広告など、国内外で注目されてるらしい。
いかにもイケてるアーティスト。
とはいえ、大学時代は日本画で、文化や時代のエッセンスを取り入れ
この世界になったらしい。

まっすぐこちらを見つめるクールな女性。
かっこいい。
意思が強くて媚びない。

若者が憧れるだろうなあと思う。
意味わからない大人に屈さない。

が、いい大人からすると、
いや、屈さなきゃいけないことっていっぱいあるのよって。
これから生きていくいはいろいろあるさって思う。

この女性たちのように生きられたらかっこいいだろうとは思うけど
共感するには人生経験積み過ぎた。