Category Archives: 映画・dvd

映画『憐れみの3章』


ちょっと前に映画館で『ラストマイル』を観て
映画館で観るのいいなあと思った。
集中できる。

『哀れなるものたち』はあまりにグロイということで
見てなくて、
同じくヨルゴス・ランティモス監督作品です。

タイトルの通り、3章に分かれていて、
かといって連続しているのでもなく
①上司から服従を強いられていて無理な要求を遂に拒絶したら即座に人生を失い、
なんとか取り戻そうともがく男
②海難事故から帰還した妻が別人のようになっていて
異常な命令を出す警官
③命を蘇らせる奇跡的な能力を持つ女性を探す女
の3つの物語からできてまして
キャストは同じで作品ごとに違う役を演じます。

感想は
さっぱりわからないけど
とても面白かった。

164分の長さを感じさせずずっと集中してた。
3章に共通しているのは不条理。
不条理な命令に従わないと人生も取り上げられる不条理
諦めていた妻の帰還だったが、別人に変わったと憤る夫と、夫に拒絶される妻
奇跡の人物を探す女性のはまっているカルト集団。

狂ってる
気色悪い
後味悪い

関係ない話のようでいて
きっと3つはつながっているのだと思う。

ネットでは
たくさんの人があれこれを考察を重ねている。
読んでも正解はわからない。

ヨルゴス・ランティモス監督が
みんながだーだこーだ言うのを面白がってる気がする。

エマストーンはあんなに美しく、ラ・ラ・ランドで注目されたのに
前作といい、こんなキワモノに立ち向かう女優さんだったのね。
久しぶりのウィレム・デフォーは、
sasa世代なら思い浮かぶのは『プラトーン』で
存在感と怖さがエゲツナイ。 
今や69歳かあ。かっこいい。

映画上映 ギンギラ太陽’s「超時空地下街テンチカ 七隈線で別世界へGO!」

■日時:2024年10月5日(土)14:00
■会場:福岡市立南市民センター

ギンギラの舞台の映像上映会がありまして
情報ゲットして、申込開始日には勇んで申込みました。
無料なのに、結局ぎりぎりまで募集してたので、
なかなか埋まらないもんですねえ。

地下街と天神のデパート、ビルたちのお話です。
いつものように主宰・大塚さんの丁寧な時代考証の上に作られていて
地下街のデザインとか石畳の採用とか
福岡民ならほお~と思う内容。

「福岡にしかわらない演劇を」という通り、
ほんと福岡以外の人が見てもあまり面白くないだろうな。

会場の南区市民センター、初めて行ったのですが、
いつできたのかしら?
新しくてとてもきれい。
快適に鑑賞できました。

映画『ラストマイル』


一番美しい顔だと思っている岡田将生くん出演。
気になっていたところ、同僚が面白かったというので
ちょうどレディースデイに行きました。

映画館行くなんて久しぶり~

岡田くんはパリッとした役ではなくて
衣装もゆるいジャージ。
その美しさを堪能することはできなかったけど、
お話自体がとても面白かった。

リーダーっていうのはあれくらい弱音を吐かず
愚痴を言わず、前向きな考え方でないといけないのね
とか
無理して翌日配送なんて必要ないとか
思いながら見ていました。

会社でも観た人は多く、
実際大ヒットになってるから
クチコミが広がってるようですね。

さよなら大洋映画劇場


福岡の人しかわからないと思うけど
福岡の人ならわかる@昭和世代

中洲は飲屋街として知られていますが、
以前はここに映画館が集中してました。
今のように動画配信もなかったし、
映画といえばここ。
それから少しずつ移転していき、
今や残るはこの大洋劇場のみ。

こちら外観はどっしり、
中もクラシカルな独特の映画館でした。

高校の同級生たちが名残を惜しむ会をするというので
仕事の定時ダッシュで駆け付けましたが
カフェは既に閉店で、
外観だけ撮影しました。
やっぱりいいですねえ。

道行く人たちも写真撮ってます。
みんな名残惜しんでいる。

映画も観たかったのですが、
明日の仕事が早いのと、
ちょうどよいのが『ラ・ラ・ランド』だったので
せめてグレショだったらなあ。

閉館は3月末だから
もう1回出直すかもね。

映画『QUEEN ROCK MONTREAL』


祝誕生日、というわけでもありませんが、
ちょうどよいタイミングだったので映画へ。

Queenの1981年のモントリオールでのライブを
IMAXサウンドでライブ体験。

大好きな「Somebody To Love」や「Love of my life」
の他、「Bohemian Rhapsody」「We Are The Champions」などの大ヒット曲
もきっちり。

フレディの気持ち悪さも全開で
大画面だけにMAX!

よく考えれば、sasaはホンモノQueen知らずの
ラミのフレディに慣れてるので
ここまで気持ち悪くはなかったのです。
セクシャルダンスも白いパンツも
怖いものみたさで中毒性がある。
白いパンツに上半身裸ってだけでも気色悪いのに
その後、白い短パンに野球帽になったからねえ。
このセンスは一体何なんだ!

それでも歌唱力が圧倒的だから歌が自由自在なんだよなあ。

だれかあの衣装に注意しなかったのかと思うけど
あの歌の力で見過ごすしかなかっただろうなあ。

そして、ホンモノのブライアンのギターと
ロジャーのドラムは凄まじくて
ソロも多くてアピールしてくるのね。

ドラムって奥の暗いところにいるイメージだけど
ロジャーはセンターに高くそびえ立つ位置にいます。
ドラムも叩きまくり。

ブライアンは音を響かせながらも
フレディの様子をしっかり見て合わせていて
好き放題のフレディを大人のサポートしている。

スタッフたちの動きも見事で
ピシャリのタイミングでフレディにマイク渡すし
音の入れ替えも見事。

そんな中、sasaの推しのジョンは
表情変えずアピールもせず
職人のように黙々とベースを弾いています。
ソロコーナーもなく、
少し目立ったといえば
自分の作った「Another One Bites the Dust」の
冒頭のリフでスポットライトが当たったくらい。
動きも少ないから汗かかないのか
最後まで衣装替えもなく同じ水色のピタッとした上下。

帰り道で旦那が「ギターとドラムに比べて
あのベースは仕事が少ない。
コーラスも歌ってなかった」とディスってきた。

いや、そういうところがいいんだよ。
ボラプでもロジャーとブライアンが感情的になるところで
ジョンがまとめてたじゃん。

ポストカードいただきました。