
■日時:2025年11月29日(土)12:30
■会場:北九州芸術劇場 大ホール
■脚本:長塚圭史
■演出:アブシャロム・ポラック
■出演:
窪田正孝(オクジー)、三浦透子(ヨレンタ)、大貫勇輔(グラスなど)
吉柳咲良(ドゥラカなど)、小野桜介(ラファウ/シンガート)
吹越 満(アントニなど)、成河(バデーニなど)
森山未來(ノヴァク)
ダンサー
皆川まゆむ 川合ロン 加賀谷一肇 笹本龍史 Rion Watley 半山ゆきの
このキャストなら観ない選択なしでしょ。
「踊る夫婦」全く手の出なかった未來くん、透明感の三浦さん、
愛するGQの大貫くん、芝居論の面倒くさそうなソンハ。
で、さらには演出がアブシャロムであること。
インパル×アブシャロムでの『100万回生きたねこ』も『ねじまき鳥クロニクル』も
唯一無二の世界観。
漫画全く読まないので慌てて予習しましたよ。
同僚に漫画借りて
Huluに入会してアニメ観た。
なんとも凄惨な気持ちの悪くなる絵とお話。
途中で辞めようかと思ったわ。
オープニングは未来くんのダンス。
はあ~見惚れます。
残酷極まりないのに飄々とするノヴァクがぴったりだったわ。
軽いからより一層怖い。
後半歌のシーンがあって、あら、歌もこんなに上手だったのでしたっけ?
血が飛び散るのもプロジェクションマッピングで
アートに表現。
ダンスも踊りまくるというより滑るような動きで
アートなんだよなあ。
その娘であるヨレンタさんは無邪気な少女から
反対勢力の長となるわけですが、
三浦さんさすがでした。
なんといっても歌声が澄み切ってるから
この恐ろしい世界につかの間の風が通る感じ。
大貫くんも複数の個性の違う役を演じていて
だんだんダンサーから俳優さんになってますねえ。
ソンハは一癖二癖あるバニーニさんを
苦虫をかみつぶしたような口元で表現。
こっちまでイギイギ歯ぎしりしちゃう。
吹越さんはねじまき鳥の拷問シーン同様
身体能力が凄まじい。
窪田くんは初見でしたが、ダンスすごいらしいですね。
全員踊れるメンバーなので、
2幕スタートのダンスシーンは
きっとメインキャストも出ていたのに、
気付いたのが終盤で見落とした。
お話自体は、地動説をつなぐために命をかけていく人々のお話。
「血」を厭わずに「地」の真理という「知」をつないでいく。
地動説のお話というから「地球」の「チ。」だと思っていたら
もっと深いものだった。



























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