映画『リトル・ダンサー』はずっと昔に観たと思うけど、記憶なく、
同じスティーブン・ダルドリー監督の手による
ウエストエンドのヴィクトリア・パレス劇場でのライブ映像の映画化。
イギリス・炭鉱の町と言えば、いつものテーマです。
廃坑に追いやられる町、ストライキする男たち、
町を出て夢を叶えたい若者。
そのダンサーを夢見る主役ビリーを演じるエリオット・ハナが素晴らしい。
10歳で史上最年少のビリーに抜擢されたそうで、
ダンスのセンスもだけど、魂の踊りなの。
先の見えない炭鉱の町でのもがき苦しみが痛ましいほどに伝わってくる。
それでいて、3年前に亡くなった母への想いも常にあり…。
ビリーが主役だから、10歳にして座長だったってわけよね。
すごいよ。
とっても愛らしいお顔なのに、ダンスはキレてるし、
表現する力も強い。
189分の長丁場。
最初はボンヤリ観てたんだけど、どんどん引き込まれていきます。
身体の重たそうなでぶっちょさんもバリバリに踊り、楽しくもあり、
さらには泣けるという…。
sasa、こういうことになるとは思わず、今日ハンカチ忘れてまして。
ライブ映像なので、観客のテンションもすごいのです。
拍手が鳴りやまず、台詞を言うまで時間がかかったり。
カテコでは歴代ビリーが登場して、そのダンスの美しいこと!
映像内の観客のスタオベと同じく、思わず拍手したくなりましたよ。
舞台と同じく幕間はあるものの3時間。
しっかりスケジュール調整して、じっくりご覧ください。
ハンカチ持参でね。
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