■日時:2019年9月28日(土)14:00
■会場:ぽんプラザホール 自由席
■脚本・演出:松岡伸哉
■出演:立道心 杉山英美 梅田剛利(劇団翔空間) 峰尾かおり 中島荘太 白川宏治(ユニットれんげ) 水谷文香(劇団HAっHAー!!)
関心の方向がちょっと変わってきたのか
もちろん大舞台のミュージカルももちろん好きだけど
隠れたお宝みつけたいというか
掘っていきたいというか。
で、最近地元劇団に向かってます。
チケット料金は格安なのに
いいもの作りたいという志は高く
役者さんもがんばってる。
で、今回は杉山さん見たさに行ったのですが
作品自体すご~く良かった☆
北陸の祖母の葬儀から帰ってきた生子(杉山英美)。
北陸では突然五感の一つがなくなる感染症が流行っている。
金目当てで結婚した再婚相手の殺人を計画し…。
お話がわかりやすいのと
場面の構成もすごく良かった。
転換してるのに混乱しない。
問題抱える3組の家族が出てきて
感染してしまうことでおそらく未来は絶望的なんだけど
いろいろな衝突を経て、気持ちは前に向かうという…。
見ていて辛くなったのは、
生子の娘への愛情が深い、というか執着が強い、
小さい時から精神的に支配してて、
娘は反論できない。
母からすると愛してるんだけど、
娘にとっては束縛でしかない。
援交しても家を出たい。
ここがねえ、我が身を言われているような気になって
気持ちが暗くなる。
親の愛情はともすると自分本位で、
それが本当に子どものためだったのかは
もはやわからず、やり直すこともできない。
ネタ元としては震災が大きくて
この作品に限らず、今のテーマとしては
日本人みんなの心の中にあって
それを表現せずにはいられないのだと思う。
それは表現する方もだけど、観る方も一番に結びつけている。
旗揚げしたばかりなのに既に8回公演。
次回作も2月に予定されているらしい。
杉山さんが出るのであればまた観に行こう。
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