■日時:2015年6月13日(土)14:00-15:20 休憩なし
■会場:シアタートラム B列
■出演:段田安則、小泉今日子、春海四方、山田悠介、浅野和之
クラシカルな趣の小劇場で、夏目漱石作品をモチーフにしたオリジナル戯曲。
そもそも『草枕』を読んでない。
文学シアターというだけに、文学的な作品で、
いろんな引用が出てくるけどついていけず。
これ、わかってたら絶対ウフッとしたんだろうなあ。
とりあえず、絵についての引用だけついていけました。
男女の仲、戦争、美などのテーマが古き日本の中で登場します。
そのひとつひとつが理解できれば
深い濃い作品だったのだと思う。
自分の教養の無さを突き付けられた感じです。
舞台自体は、割り箸に墨をつけたような太い黒い線で描かれた
書き割り?です。
雨も同じ黒い線が照明でザーザーかぶって、しまいには暗転。
この黒い雨が戦争を暗示して不穏な空気に。
まあ、今回はキョンキョンがお目当てだったわけで、
なんと奇跡的に取れた最前列ど真ん中は
キョンキョンが2m以内。
すごくカッコよかったです。
台詞も佇まいも粋です。
ああ、魅力的な人なんだなあと。
それよりなにより、浅野さんの怪演がすごい。
老婆になったり、若い下女になったり、床屋になったり。
出てくるだけでキュートで、追ってしまいます。
段田さんもすごく声がいのねえ。
まだまだ修行が足りないなあ。
作品自体は理解できず、役者さんを楽しむのみに終わりました。
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