こちらも今さらながらに『流星ワゴン』を一気見。
泣かせることならまかしとけ!の重松清作品。
西島さん演じる主人公はね、
とても頑張ってるのです。
自分の父親のようにはなりたくないと、
妻と子どもを第一に、一生懸命働き、
かといって、家事も手伝い、子どもにお受験を無理強いもせず。
それがうまくいかない。
妻はギャンブルで借金を重ね、子どもは引きこもりと家庭内暴力。
「優しいし、何でもやってくれるから、私は責められてるようだった。
もっと一緒に考えて、一緒に生きたかった」
なあんて言われたら、自分のやってきたことは一体なんだったんだ…
ってなるよねえ。
全くやるせなくなるけど、こういうのアリなのかも。
「一生懸命やってることを押し付ける」あ~ちょっと思い当るかも。
同じ歳の頃の父親が現れ、一緒にタイムワープを重ねます。
『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』とかぶる。
破天荒な父親役の香川照之さんは、ものすごいアクの強さで、
西島さんを食ってます。
表情も田舎おやじっぽい仕草もすごい。
実は西島さんってあんまり演技上手じゃないのかなあ?
って気づかされてしまう。
豪華キャストな割にふるわなかったという話でしたが、
ちょっと設定入れ過ぎてわかりにくくなってたものの、
お話自体は面白かったです。
絶対相容れないと思われた父子が近づいていく様子も納得できた。
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