muro式.9.5『答え』


■日時:2016年9月20日(火)19:00
■会場:大濠能楽堂
■出演・構成・演出:ムロツヨシ
■脚本:福田雄一

遠征から戻ったその足でムロツヨシ。
先にこちらのチケット取ってましたのでね。

今回は全国能楽堂ツアーでして、sasa、はじめて大濠能楽堂に足を入れました。
sasaは、2年前の「ムロ式8」を観ているのですが、
その時とは大違いのたくさんのお客さん。
遠征組らしき声も聞こえました。

前回はヨーロッパ企画と一緒だったのですが、
今回は完全にムロツヨシ独り舞台。
一人で大丈夫なのかなあ、なんていう心配は全く無用で、
とてもしっかり作ってあって、お稽古を重ねたとわかる仕上がりで
大満足の面白さでした。

能舞台ですから、最初はしずしずと出てきたのですが、
突然、滑舌の悪い米山盛男の選挙演説が始まります。
政治家なのに、無駄に正直で、滑舌が酷いというのが皮肉か?
その後、何度か奥にはけて、早変わりで
一休さんとか看守とか泉の神とか。

一休さんのトンチの裏事情とか、
金の斧もらってくれないと困る神とか
チマチマと面白い。

一人芝居ですから、もちろん一人で舞台に立ちっぱなしで、
観客全員を引っ張り続けてくれました。
緻密に作りこまれてました。

ムロツヨシ×福田雄一だとグダグダになりそうじゃないですか?
そこをきっちり作ってくる。
喜劇だからこそ、ふざけないで誠実に演じることで
おかしみが増します。

ステージ時間1時間20分にカテコ25分。
いつ終わるのかと思うほど、しゃべるしゃべる。
知り合いには「花輪ではなく幟を贈ってくれと自ら頼んでいたらしく、
会場入り口には、たくさんの幟が飾ってあり、
ムロさんの交友の広さを感じました。

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