奈良お気に入り

はじめての奈良旅。
寺社仏像巡りはとても楽しかった。
こういう楽しみは大人だからこそだし、
そこには小中学校で習った日本史がじわーっと浮かんでくるし
逆にその知識の浅さが悔やまれる。
もっとしっかり理解してたら楽しさ倍増のはずなのです。

がそんな浅い知識の中、素人sasaが個人的に気に入った
ベスト3をご紹介。

第3位
唐招提寺。

苦労の末、失明しながら唐から来日した
鑑真和上のお寺です。
修行の道場としてのスタートのためか
どっしりとしながら簡素で美しい。
天平様式の屋根、両端の反り返りが好きです。

第2位
法隆寺

こちらは国宝多くて書ききれないですが
何より美しかったのが百済観音像さま。
2m以上の長身なスリム体型で
しなった立ち姿はモデルのよう。
慈悲深いお顔にもうっとり。
教科書で見たことあったけど、実際に拝見すると
驚くべき美しさなのです。
こちらには同じく教科書で習った玉虫厨子と
お隣中宮寺の黒く優美に輝く
如意輪観世音菩薩像も必見。

第1位
新薬師寺

本堂の画像しかないので、中は想像してもらうしかないのですが、
ご本尊の薬師如来像をグルッと1周囲んでお守りする
十二神将が素晴らしいのです。
すごい形相の12人なのに薬師如来に従いお守りする。
それぞれのお顔を見てると、恐れながら
ユーモラスに見えてきて思わず笑ってしまうのです。
ここを初日に見たおかげで、
2日目以降、他のお寺でもご本尊より
周りの護衛さんが気になって仕方ない。
十二神将は十二干支とも結びつけられるので
自分の干支を探しましょう。

古い寺社仏閣といえば暗くて荘厳なイメージがあるのですが、
作られた当時は赤や青など鮮やかに色彩されていたそうです。
その色が所々に残っています。
なので、鮮やかな赤色の神社は現在の色付けのように見えますが
当時の色の再現なのです。

また、寺社と政治は関連が深く、
何かと貴族や武家の名前が出てきます。
時代と人物が頭の中でゴチャゴチャになってきて
整理したくなってくる。

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