松岡佑子さん講演会「ホグワーツへの旅から帰って」

matsuoka

イベント好きのササ家、ウィークデイだけど、
『ハリー・ポッター』翻訳者☆松岡佑子さんの講演会に
子どもたちと行ってきました。
ハリポタはもちろん子どもたちの愛読書です。

よく知られた版権獲得までの一連のお話から
作者D.K.ローリングと会った時のこと、
ずっと大事に読めるように日本版はよい紙で丁寧に作ったこと、
翻訳の難しさ、面白さ、
などなどきっちりとわかりやすくお話してくださいました。

もともと同時通訳者でもいらっしゃるので、
ときどき出てくる英語の発音のきれいな響きにウットリ♪

そしてお話の中でも特に印象に残ったことを二つ。

「小学生から英語をという傾向があるが、
言葉は文化をひきつれているもの。
まずは日本語をしっかり、そしてその土台である日本文化を学ぶべき。」
以前も書いたことありますが、ササは英文学大好きでも、
小学生の英語教育には全く賛同する気になれず、
まずは日本語をしっかりやって欲しいと思っています。
松岡さんがまさしく同じことをおっしゃったことに感動いたしました。

もう一つは
「物事の上達はかけた時間に比例する」
ササね、自分で言うのもなんですが、仕事かなり細かいです。
「そこまでしなくても…」とあきれ顔で見られることもあります。
手間と時間をかけて丁寧に仕上げるより、
チャチャッと手早くするべきか悩むこともしばしば。
でも、ずっとこのスタンスで来ていると、
目指すレベルのところまで到達する距離と時間は明らかに短くなっています。
日々の情熱とこだわり、その積み重ねはきっと無駄ではないよね?
ってことにしようと思います。

1時間の講演の後、30分の質問コーナーがあり、
みなさんじゃんじゃん手を挙げて質の高い質問をされ、
松岡さんのお答えも真摯で納得できるものでした。
とても濃密な時間を過ごせて感謝でございます。

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