彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1「ハムレット」

■日時:2024年6月16日(日)12:30
1幕1時間45分 休憩15分 2幕1時間35分
■会場:北九州芸術劇場 大ホール
■演出:吉田鋼太郎
■出演:柿澤勇人、
北 香那、白洲 迅、渡部豪太、豊田裕大、櫻井章喜、
原 慎一郎、山本直寛松尾竜兵、いいむろなおき、
松本こうせい、斉藤莉生、正名僕蔵、高橋ひとみ
吉田鋼太郎

とにかくカッキーブラボー!
素晴らしかった。
2月の「オデッサ」といい、カッキーすごい役者さんだ。

気持ちいいのは、
めんどくさいシェイクスピアをさらっと演じてるところ。
蜷川シェイクスピアといえば藤原竜也さんで、
sasaはあの力のこもった発声が得意ではない。
シェイクスピアだからあれくらい芝居っぽい方がよいのかもしれないし、
蜷川さんの指導はそうだったのだろうけど、
聞いてて疲れる。

カッキーは「なんでもないよ~」って風に
普通のお芝居のよう。
四季仕込みの?滑舌の良さで、台詞が聞き取りやすいし、
自然にわかりやすく伝えてくれる。

乱れた髪に白いレース風のシャツと黒パンツが
品格と色気があって美しい。

あんなに長い上演時間だったのに
ずっとカッキーに惹きつけられていた。

こんなに分かりやすくしてくれたのは
吉田鋼太郎さんの演出も大きいよね。

オフィーリアの北 香那ちゃんの狂気も
全身で表現していて動きがきれいだなあと思ったら
やっぱりバレエやってたのね。
あれはダンサーじゃないと成立しない狂気だった。

客席下りも結構あって、みなさん走り抜けるスピードが速く
颯爽としててかっこいい。
吉田クローディアスは客席に椅子を置いて
観客と一緒に舞台上の劇中劇を観るのですが、
自分の罪を暴く芝居を観たクローディアスの表情が
どんな風に変わるか観たいのに後ろ姿なので見えず。
ここ残念だった。

ラストの舞台に一人横たわるハムレットもとにかく美しく、
これからどんどんシェイクスピア出演するだろうなあ。
満員御礼、カテコはスタオベ拍手喝采☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Post Navigation