最近、空き時間をみつけては録画していたものを観ている。
観ないと、どんどんたまる一方だからね。
『ゴールデンスランバー』
映画館で観たかったのだけど、タイミングがあわず、
DVD借りようかと思っていた。
ほんのちょっとだけどソニンが出るから。
薄ら笑いが嫌いと言いつつ目が離せない堺雅人さん主演だから。
伊坂幸太郎作品だから。
すご〜く面白かったよ。
お目当てのソニンの登場はほんっとにちょこっと。
でも、惹きつけられます。
ソニンって勝ち気な役も弱気な役もいけるところが素晴らしい。
劇団ひとりさんの恋人役で、
訳のわからない、ヤバそうなことに巻き込まれた恋人を心配して
小さな声で少しだけしゃべる。
おどおどするもアリなところがソニンだよなあ。
堺さんは、にこにこしてるうちにオズワルドにされていく姿が
はまってます。
この映画が面白かったのは間違いなく堺さんの力。
そして伊坂ワールド。
なんといったらいいのかなあ、この感覚。
浮遊感・・・みたいなものがたまらないの。
それでいてノスタルジックでね。
最後は結局なんにも解決はしない。
真犯人究明には無関心だし、
主人公は命は助かったものの、この先幸せになることはないでしょう。
でも特に嫌なモヤモヤも残らず、
ちょっとしんみりしながら郷愁に浸る心境。
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