■日時:2019年8月3日(土)13:00
■会場:森ノ宮ピロティホール
■作・演出:赤堀雅秋
■出演:向井 理、田中麗奈、大倉孝二、大東駿介、横山由依、
駒木根隆介、森 優作、福田転球、赤堀雅秋、銀粉蝶
秋山菜津子、平田 満
せっかくの関西、何か観たかったけど
『シカゴ』なんて手も足も出なくてねえ。
向井理君、以前仕事で最高に態度悪かったので嫌いでして。
でも、ケラが赤堀さんを褒めていたのと
大倉さん他役者さんは魅力的だしね。
ネットで半額チケットをお譲りいだたき観てきました。
森ノ宮ピロティというのは、どうも立見券を出しておいて
当日秋が出れば追加料金で座席へ移動というシステムのようで、
sasaの立見券は3番目だったので、
お席に座ることができました。
さて、お話は震災から8年、
平常のようで闇も払えない人々。
子どもいないのかなあと思った夫婦は震災で失ったようで、
2人目を欲しいとは思いながらも、進んでいいものかどうか。
母親の認知症を世話する妻は、
なんでもないようにふるまいながら
内心の不満はピークで。
自警団で活動する若者たちは
無理して威勢よくしてるけど成果は上がらず。
なんかみんな、なんだかなあという状態。
生き生きと前途洋々なんて人はいなくて、
希望も見えなくて、それでも生きていく。
特に何が起こるともなく、
でも、これが普通の人々の普通の生活。
このモヤンとした役を演じる役者さんも
もっと白黒つけたラストで終わりたいよねえ。
ラストはこれまで淀んでいた空が
青く美しかった。
普通の中の一筋の光を信じて、支えにして
生きているという事実。
大倉さんは相変わらず反則のおかしさ。
田中麗奈ちゃん、とても丁寧だった。
大東駿介くん、2枚目なのに
こういう人間臭い役が似合う。
上手ですねえ。
お芝居自体は向井くん主演となってるけど
特に誰が主演ということもなく、
全員で作ったお芝居という感じでした。
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