はいはい、これも気づかずに2回目レンタル。
見始めてから、???とデジャブが起こり、観たことだけは思い出すけど、
内容は全く覚えてないという、損したというか、2回も楽しめてお得というか。
パリを愛する主人公ギルが不思議なタクシーに誘われて
昔の作家や作曲家、画家の集うクラブに行く。
作家を目指すギルには憧れの時代と文化人たち。
さらには、ピカソの美しい愛人アドリアナもいて、
結構いい感じの仲になる。
そもそも、ギルは婚約者イネスをパリ旅行に来たのだけど、
パリへの価値観から合わない。
そのズレがどんどん広がっていく。
このまま結婚してうまくいくのかなあ。
イネスの両親ともあいそうにない。
理想と現実、どこまで求めるべきなのか、引き下がるべきなのか。
それにしても、マリオン・コティヤール美しいわ。
あの色っぽさと強さは何なのでしょうね。
ピカソと一緒にいながらギルに惹かれるところはちょっとわからなかった。
天才との緊張感より、凡人の優しさに気が迷ったのかしら。
ギルの服装の野暮ったさがかなり酷くて、
これにも意図があると思うのだけど
どうしてかしら?
結局、突っ走る芸術家肌のアドリアナに最後までついていくことはできなくて、
現実に立ち返るギル。
ここがやはり凡人の限界なのでしょう。
そして、イネスとの関係は白紙に戻したところで
ポーターという共通の接点のある女性と
身の丈にあった小さな幸せを得てめでたしめでたし。
その決断をしたのはギル自身で、結局のところ、どう生きるかは自分で決めるしかない。
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