映画『ハドソン川の奇跡』→トム・ハンクス流れで、
テレビで放送された『キャプテンフィリップス』を観た。
機長、船長、人情味があって実直なキャラは
トム・ハンクスにやってくるのね。
お話自体は、予想以上に怖かった。
フィリップス船長の船は物資を運ぶ大型船で、
海賊の方はモーターボートみたいな小さな船。
大型船の高い甲板まで上れるとは思えないし、
なんなら体当たりでもすればボート転覆なんじゃない?
って、なんで乗っ取られるのか意味わからなかったの。
海賊船といえば、パイレーツカリビアンのような
大きな船のイメージだしね。
が、正気を失うほどに困窮した海賊たちは、
生きるためにはどんなことがあっても船を襲うという
常軌を逸した執念。
そして、実際あっさりと乗り込んで船を乗っ取ってしまうのです。
アルカイダが農民たちだったように、
海賊ももともとは漁師。
漁場に大国が現れて魚をごっそり捕ってしまい、
地元漁師たちは生きるために海賊になったという背景。
この海賊役はオーディションで選ばれたらしいのですが、
とてもリアリティがあって怖い。
乗組員の解放を条件に自分が人質となり、
怖ろしい体験をしたフィリップス船長。
映画と思って見てたら、最後に実話だということを知る。
ますます恐ろしくなる。
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