■日時:2017年2月17日(金)18:30 1幕110分 休憩15分 2幕75分
■会場:シアターコクーン
■作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:
井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、松岡茉優、
山西惇、犬山イヌコ、山内圭哉、近藤公園、趣里、
緒川たまき、山崎一、高橋惠子、生瀬勝久
王子とケラの組合せが見られるなんてサイコー☆
の期待通りの面白さでした。
sasaの好きな、淡々と過ぎゆく「で?なんなの?」
なたくさんの人が交錯する人間ドラマで、
かつ、今回はラストがなかなかハッピーなエンディング。
役者さんも全員素晴らしいでしょ。
舞台で何度か拝見している方々の上に、
さらに高橋惠子さんまで見られるという豪華ぶり。
王子は客演だし、いちおメインでもあるけれど、
他の先輩芸達者さんに囲まれて、
それも、生瀬さんまでいらっしゃるくらいなので、
肩に力入れずに楽しんでた感じです。
コメディ、というか、人を楽しませることが好きな
エンターテイナーですものね。
途中で、裏の本音を怒涛のようにまくしたてるシーンがあるのですが、
ここでの王子の楽しそうなこと。
いつもの黒王子全開だし、会場はドッと湧くし。
役者さんとしてはずっと後輩の小池さんですが、
堂々としていて、王子との息ぴったりでした。
以前見た時よりもさらにレベルアップしていて、
素晴らしかったです。
姿も声の通りもとてもキレイ。
大好きな緒川たまきさんは相変わらずのコメディエンヌぶりで、
あのすっとぼけぶりがたまりません。
端正な美しいお顔立ちでそれをおっしゃるので
おかしさが増幅するのです。
ずっと以前のTVドラマ『タンブリング』以来、可愛い男の子だなあと注目している
福岡出身瀬戸康史くんは、またまた違うキャラをとてもキュートに演じてらっしゃいました。
あんなに可愛いのに坊主頭みたいな変な髪とダサいファッション。
それでも愛されてしまいます。
きっとお稽古中は、王子と「福岡出身だよね」って話をしたに違いない。
いや、していて欲しい。
瀬戸くんは嘉麻市なので、同じ福岡とはいえ、
王子とは全く接点のないエリアなのですが…。
山内圭哉さんは、コワモテのお顔ながら
それに反する弱気、だけど強く出る役が面白かった。
お話はオリンピック前のお話なので、
さすがのsasaでも記憶にない時代ではあるけれど、
ここまできたら「昭和」でひとくくり。
勝手に懐かしく思う、古き良き時代。
小池さんと緒川さんのレトロなメイド服も可愛く、
ケラお得意のプロジェクションマッピングはエッジがきいてて
心配していた3時間半も問題なく楽しく大満足☆
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