九州産業大学で開催の大人のワークショップに参加しました。
講師は日本画家の南聡先生。
最初に九産大美術館の展示作品を見せていただいたのですが、
南先生の作品は絵柄も構図も色合いもとても素敵。
岩絵具の説明をしていただき、
使い方としては
呉須をすり鉢で細かく擦り、
膠を混ぜて練り、
水を注いで上澄み液を使い…
などと、準備に手間がかかります。
チューブから絵具を出す油絵と違い、
こういう手間の時間にいろいろ構想を練るのだとか。
実際に岩絵具を体験させていただきました。
こういう素敵な色の中から好きな色を選び
耳かき一杯分くらいをお皿にとり
同量の膠を加えて指で溶かし、
水でのばします。
単色っぽく仕上げたかったのですが、なにせ絵心がなく。
でもねえ、水彩絵の具と違って、
色がつくというより、
色の粒子を紙の上に乗せるという感じなのです。
少し絵具を足して、紙の上に乗せると、
その液体の中で、どこに粒子を落とすか。
紙を動かして、縁の部分に粒子を集めると、
エッジの効いた表現になるのです。
こういうのが醍醐味なのかなあ。
それがわかればもっと違う絵柄にしたのになあ。
大きな蓮の花とか、花びらのエッジが素敵な絵になった気がする。
まあ初心者ですので、楽しみのほんの一部を知ることができました。
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