映画『おのぼり物語』

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さて、映画『おのぼり物語』自体についても書かなきゃね。
実はササ、今日もまた観に行ったのです。
というのも、実は昨日は映像トラブル多発で上映が何度も中断し、
挙げ句になんとエンディングも観られず、
王子に会えてご機嫌だった観客からも軽くブーイングが出て
リピートOKのサービスが出たのでした。
なんか消化不良の気分だったので、今日無理矢理リピ鑑賞。

王子が昨日うっかり失言した
「たいした映画ではありません」は確かです。
映像も家庭用ビデオみたいな感じでブレブレだし、
凝った仕掛けや大事件もなく、
王子自身も全力投球した渾身の作品ではないと思う。

でも、その分、観る側もかなりリラックスして自然に楽しむことができますよ。
舞台の時は役者さんの本気度合いも伝わってくるから
こっちも全力で観てどど〜っと疲れちゃうでしょ?
そんな気遣いとエネルギーは不要です。

そして実際、ストーリーは気をてらったところがなく、
泣かせようという姑息さもなく、
グッとはくるけど、ウルウルとならないさじ加減が結構好きでした。
生きていくって、そんなに何でもうまくいかないし、
ドラマみたいな大事件も起きないし、
日々の日常の積み重ねですもんね。
その中で、本人なりに悩み、悲しみ、怒り、喜び、進んでいくわけですから。

役者さんも大人気キャストってわけじゃないのに、
それぞれなかなかの味わい深い。
まあ、八島智人さんは際立ってますが、
お父さん役のゴンチチ松村さんも初演技とは思えない、味のあるお父さん。
相手役?の肘井美佳ちゃんもすごく良かった。
見栄っ張りで嘘つきの同級生役なのですが、
ちょっと性格悪い役なのに、とても愛らしい。
はっきりした目鼻立ちで表情にインパクトがあるし、
台詞もズボッズボッと体当たりで入ってきます。
なかなか気になる女優さんですねえ。

どうしてこのお話を映画化したのか、
どうして王子がこの役を演じたのか、
は結局よくわかりません。
歌も踊りもないし、冴えない役だし、王子との接点といえば
「おのぼり」であること、アーティストであること、かな。
王子ファン以外が観る理由は考えられないかも。

でも、全編ほとんどず〜っと出てるので、
王子が観られる☆という理由だけでファンには十分かな。
実際、ササは二日連続で観ても楽しめましたから。
自転車に乗るシーンが何度か出てくるのですが、
なかなか良いですよ♪
王子ってこういう風に自転車こぐのね、とか
彼女とこんな風に2人乗りするのかな、な〜んて想像したりして。

王子ファンなら観て損はなし!

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