Category Archives: テレビ・ドラマ

世界体操

昔からフィギュアスケートと体操を見るのが好き。
これって、今のダンサー好きに通じてるんだろうな。

録画してた「世界体操2011男子団体決勝」を昨晩みたの。
結果はネットで目に入っちゃってたけどね。

最終種目鉄棒の最終演技者はエース内村航平くん。
団体戦の全6種目に出場しています。
1位の中国に追いつけるかの緊張の演技。

鉄棒は高得点も狙えるけど、落下が怖い種目よね。

ひとつひとつの技を着実に決めていく内村くん。

ところが・・・
コバチでまさかの落下。

内村くん、がっくし。
見ている方も、きっと会場の観客もがっくり。

でも、そこからが違う世界王者。

再び鉄棒に上がると、さきほど失敗したコバチからスタート。
1度失敗してるから、もう加点にはならないと思うのよ。
その次の技からスタートするのが普通でしょう。
でも、どうしてもやりたかったんだろうね。
今度は見事に決め、続いてコールマンも決め、
伸身新月面宙返りでピクリとも動かない見事な着地。
王者の意地を見た。

今晩21時からは個人総合。
今日はリアルタイムで拝見します。

TVドラマ『仁〜JIN』最終回

今クール、唯一観ていた『仁』。
最終回の視聴率すごかったらしいですね。
sasaも録画していたので、遅ればせながら観ました。

いやあ、良かった。
こんなにすっきり終われるとは意外!
もともと、かなり無理のあるストーリー設定なのに、
全てのプロットがカチッカチッと見事にはまった。
普通なかなかこうはいかないよ。
「あそこおかしいよね」とか「あれはどうなったん?」
ってことが往々にして残るもん。
それがない。素晴らしい。

それにこの作品、登場人物がいいもんなあ。
大沢たかおさん&綾瀬はるかちゃんがどこまでもいい人。
お兄ちゃんの小出恵介くんもちょっとイジイジしてるけど心優しいし、
意地っ張りなお母さん麻生祐未さんもかわいい。
そこに、中谷美紀ちゃんの存在でシャキーんと締まる。

高視聴率もさもありなん。

TV『ソロモン流☆上原ひろみ』

昨日、なんとなく上原ひろみさんご出演の『ソロモン流』を観ました。
ジャズ、よくわからないけど、あのパワフルな演奏には興味あったし。

sasa、昨日の投稿では観劇マナーにご立腹だったでしょ?
それがさあ、ビックリしたの。

ノリノリで演奏するライブの様子が紹介されていて、
その途中で携帯が鳴ったの。
すると上原さんは…

なんと!着信音をピロピロピロってかわいい音にアレンジして
ニッコリしながら楽しそうに演奏してるの。
これには、観客のみなさんも一斉に笑顔。

うわぁ、懐大きいわあ。
世界を相手にしてる人って格が違うのねえ。

携帯鳴った時って、個人的に腹が立つのもだけど、
役者さんに聞こえないか、気分を害さないか、
テンション下がらないか、って気を遣うじゃない?
常識ある観客たちは非常識な行動にピリピリするよね。
それを、演者自身が受け止め、楽しむなんて…。

お人柄に感動しました☆

緒川たまき@『JIN〜仁』

久しぶりに緒川たまきちゃんをテレビドラマ『JIN〜仁』で拝見。
去年の舞台『2番目、或いは3番目』以来です。

藩主の奥方様として登場。
奥方様には首に大きなこぶがあって、
それを治してもらうというお話でした。
こぶはゲンコツくらいの大きさで、
あの役を演じるのは気合いがいったはず。

それでいて、立ち振る舞いも間の取り方も落ち着きがあって、
堂々たる奥方さま。
台詞のひとことひとことがとてもクリアで凛としてて高貴!
心の動きも微妙な表情の変化で伝わってくる。

あっぱれです。感動しました。

NHK ETV特集「アフガニスタン 永久支援のために〜中村哲 次世代へのプロジェクト〜

ちょっと前のことだけど、
録画していたNHKの番組を観ました。
中村医師は、もちろん学部は違うけど大学の大先輩なので
なにかと活動は耳に入り、気になっていたものの、
詳しい活動は知らなかったから。

よく「武力は武力では解決できない」っていうけど、
中村医師の考えは、ありがちな「話し合いで解決を」
なんていうキレイゴトではなく、もっと現実的な
地面にしっかり足をつけたものだった。

アフガンの人々の9割は農民である。
彼らが田畑で生活できるようにすること、
つまりは大干ばつにも耐え得る水路の確保
がアフガンを救う最大の道と考える。

テレビなどで戦乱シーンばかり見たり、
アルカイダの拠点であることばかり報道されると、
アフガンってなんだか危険人物の巣窟
みたいなイメージないかな?

でも、一般人のほとんどは農民で、
本来は田畑で生活していきたいのに、
干ばつのため、それができない。
家族を養うために傭兵になったり、タリバンに入ったり。

中村さんは、25キロに渡る用水路を計画します。
大型機械がなくても自分たちで修復ができるように、
ツルハシやスコップでの手作業が基本です。
作業の話を聞いて集まって来るアフガン人たち。
元タリバン兵もいます。
作業員たちには日当が支払われます。
25キロ、気の遠くなるような壮大な計画ですが、
これが完成すれば、以前のような田畑の暮らしに戻れることを夢見て
コツコツ作業は続きました。

2003年の計画開始から6年、2009年に開通。
廃村も次々復活し、農民たちが家族と戻ってきました。

「明日の民主主義より今日のパン」
概念や理論はいいから、この人たちが今日食べられるようにしてくれ。
食べられるようになればテロは自ずとなくなる。
が中村さんの信念です。

先日のビンラディン殺害でオバマ大統領は勝利を宣言し、
アメリカは沸いていました。

でも、9・11で息子さんを亡くされたお父様が
この10年間に何度もアフガンを訪れ、
子どもたちに文房具を送る活動をされているそうです。
教育を受ければ、子どもたちが状況を理解し、
環境が良くなり、テロはなくなるはずだと。
どんなにか悔しかろう方がこんな活動をされているのです。

支援につながるのがどちらなのか
答えは明らかな気がします。