Category Archives: テレビ・ドラマ

オリンピック4日目☆雄叫び

今日、注目してたのは張本くん。
日本卓球男子のエースですよね。

相手はスロベニアのヨルギッチ。

張本くんが雄叫びを上げることは知ってますが、
実際、1点取るごとにすごい声とアクション。

遂に審判から注意される。
少なくとも相手に向けてガッツポーズはとるな
みたいな。

ここで一旦少し調子が悪くなる。
点を取ると、相手からクルリと向きを変えてガッツポーズ。
しばらくすると注意もなんのそので
また普通の雄叫びとガッツポーズ。

これがないと調子が出ないんだろうな。
世界最前線で戦ってるのだし。

とは思いつつも、
相手からすればいい気はしないよね。

で、その相手のヨルギッチ、
背が高くてちょっと猫背気味、
表情も変えないし、声も出さない、
おとなしくただ卓球に集中している。

結局、驚いたことに確実に格上だった張本選手は負けました。
ヨルギッチが勝ちました。
この時だけ、ヨルギッチは勝った喜びを一回だけ
声をあげました。

素人がどうこう言うことじゃないかもしれないけど、
ちょっと、う~む…となった。

オリンピック3日目☆体操橋本くん

今日もいろいろあったけど、
感動だったのは、男子体操団体の橋本くん。

予選1位で通過して金を期待されるプレッシャーの中、
各種目、チーム4人の中から得意な3名が
演技を行っていきます。

最初の種目は落下の危険の高いあん馬。
正直、見てる方としては地味な競技。
解説の方が「ああ~」とか「危ない」とかいうのも
どこがどうなのだかあんまりわからない。
冷や冷やしながら見たけど、全員よい出来。

からの全ての種目、全ての演技がノーミス。
あん馬もだけど、鉄棒も誰一人落ちないのって
すごいこと!

そして、最後の種目は鉄棒。
みんなで見守る中の最終演技者は橋本くん。
なんかいつもラストは鉄棒だよね。
緊張の中、離れ技を次々決める橋本くん。
身体が大きいから跳んでも回っても
ダイナミックで華があるんだよね。
大技は見事にきめて、さあ、大事な着地!
ポーンと跳んで、ピタッ。
動かない、完璧な着地。

橋本よくやった~!
偉いぞ~!

この時点で、本人もチームも見てる人たちも
もうメダルはどうでもいいやってくらい感動した。
実際、金は取れなかったけど、
もういいのよ。
感動をありがとう。

オリンピック2日目☆卓球混合ダブルス

批判を承知で言うと、
sasaはもともとオリンピック開催賛成派です。
コロナの拡大と医療体制の崩壊は心配、
命が一番大切なのは本当だけど、
マンボウとか緊急事態宣言なんてもう効果薄いし
オリンピック中止して、人出が変わるとも思えない。
何より、開催できなかった場合、日本はこの先ずっと
開催できなかったことをモヤモヤと持ち続けていく。
準備してた施設は存在して、嫌でも目に入るわけだし
「できなかった日本」の意識を国民も海外も持ち続ける気がする。
ずっと引きずるのではなく、
やって先へ進んだ方がよいと思ったのです。

なので、土日だけですが、オリンピックは楽しみたい。

それとね、若者はテレビなんか見ないのかもしれないけど、
気になる競技があれば、
外出せずにステイホームするのではないかな?

今日はメダルもいっぱい出たけど、
一番感動したのは、
卓球混合ダブルスの準々決勝。
水谷伊藤ペアの対ドイツ戦。

ドイツはものすごく強くて、
これは日本より上かも?とも思った。
世界ランキングでは日本の方が上なんだけどね。
接戦で最終セットまで行き、
2-9になった時には、
(卓球は11点で勝利)
もうダメだとみんな思ったはず。

でも、二人はあきらめなかった。
というか、水谷くんの気持ちが強かった。
ここからの水谷くんの粘り、絶対に点を取っていく気迫、
バラエティとかでは笑いも取るような
ノホホンとしたイメージから一転。
とても実直で確実に1点ずつ積み重ねていった。

奇跡の逆転で勝利。
ここで伊藤美誠ちゃんも号泣。
試合中は点を取っても表情変えたりしなかったけど、
プレッシャーを内に秘めて戦ってたんだな。

準決勝は世界ランク1位の台湾に圧勝。

NHK『プロフェッショナル』で毎回
「プロとは?」って質問するけど、
この2人について言えば
「最後まで絶対に諦めない」ことかなと持った。

オリンピック1日目☆男子体操

オリンピックでsasaが楽しみにしているのは
体操と陸上。

1日目は男子体操がありました。
そして内村くんの鉄棒。

結果はみなさんご存じの通り。
団体メンバーの4人は大健闘で、
落下しやすいあん馬も乗り越え、
最後の競技の跳馬まではミスなし。
2種目目鉄棒の内村ショックで
あんまり集中できなかったけどね。

内村君の鉄棒、
グルングルンものすごいスピード出してて、
その勢いのまま飛ぶから
素人は心配でしょうがなくて、
スピード落とそうよ~とか思ってしまうけど、
きっとあの大技には勢いが必要で、
恐る恐るやってたら成功しないんだろうな。
難度の高い大技は完璧に決めたのに、
その後落とし穴が~!

それでも演技を再開したけど
このハイレベルな戦いで、
落下の減点は挽回のしようがないから
点数を確認することもなくそのまま一旦退場。
チームのみんなも目を合わすことができず…。

もう出てこなくていいよ~
と思っていたら、
内村くん戻って来た。
チームを見守り、声援を送る。

そして団体戦予選を見事に1位で終えた日本チーム、
全員一人ずつのインタビュー。

内村くんも最後にインタビュー。
「(種目別出場を争った)米倉に土下座して謝りたい」
「(会場に戻って来たのは)体操チームリーダーの役目もあるから」

はぁ…
やるせない…。

内村くん、さすがはレジェンド、
人柄も素晴らしい。

九州人だからきっといい人。

なぁんてね、
こんなこと一般人の個人ブログだから好きに書けるけど、
これを公の人が言えば
「差別とか偏見」とか炎上するのだろうか。

開会式終了後、出演者が名前は伏せていたものの
「喜んでくれてたよ」とツイートしてたそうで、
それはもちろんショープロデューサー小林賢太郎を指していて、
賢太郎さん見守ってたんだねえ。
見るだけでも辛かったろうに。
これから何か作ろうとする時には
あらゆる角度から問題ないかチェックしなければならない
自由な発想は許されない
面白いものができない。

なんてついついつなげてしまう…

朝ドラ『おかえりモネ』のテーマ


今期の朝ドラ『おかえりモネ』
心情の丁寧な描き方が好評ですね。

モネの人生には東日本大震災が大きく横たわっている。
震災当日、本土に合格発表を見に行っていて
被災した地元の島を遠くから見るだけだった。
大変だった日を島のみんなと共有できない。
その日もその後も何もできない自分。

憧れの気象予報士・朝岡がモネと関わっているうちに
それを感じ取り言う。
「何もできなかったと思っているのはあなただけではない」。

震災直後、日本全体が、何もできない自分を疎ましく思い、
日常生活が送れるだけで申し訳ない気持ちになった。

気仙沼を舞台にし、復興支援が目的のドラマだと思うけど
直接関わらなくても心を痛めた人たちの気持ちにも寄り添う。
テーマが静かに伝わってくる作品だと思う。

そんな中、新聞に評論が載っていた。
モネは天気を知ることが
職場の林業にも地元の漁業にも
他の全てにもつながることだと知り、
誰かのためになりたいと気象予報士を目指すのですが、
「人のためになる」を称賛すると
「人のためになってない」人のことを否定している
というのだ。

人のためになってない人は生きている意味がない
という気持ちになるのだと。

う~ん…

確かに、sasaも就活で落ち続けると
「社会から必要とされてないんだ」とか
「私なんかいらないんだな」とか
どんどん気持ちが落ちていったよ。
あのままいったら鬱になったかもね。

でもさ、だからといって、
人のためになりたいと思うことを否定するのは
おかしくないか?

かけっこで順位がつくと遅い子が傷つくから
かけっこ自体をやめたって話もあったよね。

人のためにならなくても大丈夫♪
っていうドラマを作れと言うのか?
それもありかもしれないけど、
モネを否定する理由にはならないよ。

「おかえりモネ」というからには
最終的には島に帰るようですが、
一度都会に出た若者が島に戻るというのは
現実的ではない。
相当の理由を示して納得させてほしいなと思う。