Category Archives: 映画・dvd

映画『おくりびと』

p1000114

先週やっと観ました『おくりびと』。

無理して欧米を真似るより、
日本人であるからには、こうやって日本人にしかできないもので勝負すべきだと思うし、
こんな繊細な感性を持つ日本人という人種でよかったなあと思わされる映画でした。
もっくんの所作は美しいし、
いつもは苦手な広末涼子ちゃんも透明感のある奥さんでした。

でもやっぱり賞なんか関係ない、もっと早い時期に観ておくべきでしたね。
ずっと観たい気持ちはあったのですが、
結局観たのは賞を取ってから。
そうなるとやっぱり邪心入っちゃいます。
「アカデミー賞を取った」
「もっくんがすばらしい」
というのが大前提になりますから。

奥さんや幼なじみが主人公の「おくりびと」という仕事を嫌悪するわけですが、
賞を取った以上、こちらには「尊い仕事」という認識になってしまっているので、
その嫌悪感が宙ぶらりんで、なんだか居心地の悪い状態でした。

作品自体が「期待しすぎてイマイチだった」とかいうことはなく、
期待通りにすばらしい映画でしたが、
個人的には、まっさらな気持ちで観るべきだったというところが残念です。

映画『マンマ・ミーア』

e3839ee383b3e3839e1

公開前に予告を見た時には、ベタな映画だなあとちょっと引いてしまったのですが、
★ミュージカル映画である
★我がセイシュンのABBA(Bがひっくりかえってないけど)である
★コリン・ファース出演
なのでやっぱり見ておかないと。

そして感想は…メリルストリープ万歳!の映画でした。
すごいよ、メリル☆
メリル・ストリープといえば『クレイマークレイマー』のイメージだったけど、
こんなにハジケタ役も普通にできるのね。
歌は上手だし、体もしなやか。
走る姿がかっこいいし、開脚ジャンプなんかもできちゃうのよ。
アラフォーくらいじゃまだまだね。
今からもっと生き生き楽しまなきゃ!って言われたような
元気にハッピーにさせてくれる映画でした。

そして流れるABBAの曲たちはどれも「うゎー、その曲が来たか〜!」
って胸がギューッとしますよ。
みんなABBAを聴きながら、それぞれいろんなこと思い出してるはず。
ABBAが再ヒットしてるのも当然だね。

エンドロールはササの一番好きな「Thank you for the music」でした。