Category Archives: ミュージカル・お芝居

舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』


■日時:2016年8月27日(土)13:00 2時間20分休憩なし
■会場:北九州芸術劇場 中劇場 G列サイド
■作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二
入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇

大好きなケラ作品が古田さんとの最強タッグ。
かなり期待して見に行ったのですが、
ほんとに最強のナンセンスで、
タイトル通りの「何もない」。

ケラも古田さんも事前のPR映像でさんざんそう言ってますけどね。

芝居中は面白いのですよ。笑い続けで、台詞も聞き逃せない。
大倉節も炸裂だし、ヒトラーが古田さんから入江さんに入れ替わるのですが、
古田さんのすごさがよくわかる。
役へのハマり方とはっきりした台詞がさすが!

このお芝居、マイク無しの地声でしたね。

成海さんに古田さんが「舞台は初めてか?」「いいえ、2度目です」
と2回聞くのですが、これって事前のフォロー?
成海さんは声量が足らない分をカバーしようとしているのか、
金切声的に声をあげるので、聞いてて気持ちのよいものではない。

賀来くんは『スパマロット』以来、何度かお芝居見ていて好きな役者さんで、
今回も不思議なアフリカ人をとても上手に演じてました。
とぼけたコメディがいいですね。

何か少しはテーマがあるのかと思ったら、そのまま終わりました。
そのころになって、ああ、これはナイロン公演ではないのだと気づく。
キューブ所属の役者さんによる公演なのだ。

ナイロンの、ナンセンスに笑い転げながらも、
説教臭くない、でも、ああ、痛いとこ突くなあというテーマが好きなので、
ただ最後までくだらないだけというのはちょっと…。

次に期待しましょう。

トートダンサーが見えてきた@博多座『エリザベート』4回目


■日時:2016年8月21日(日)12:00
■会場:博多座3階C列
■出演:

連チャンでエリザ。
今日はOL時代の後輩と一緒に。
当時はsasaもミューファンではなかったし、どちらもその仕事は辞めているのに、
ここにきて、同じ趣味でつながりました。

王子のあまりの安定感に、ほかを見る余裕が出てきた。
王子は絶対に崩れずに、そこにいてくれるんだもん。

トートダンサーはヴァンパイアダンサー以上に背格好が統一されていて、
全員長身。
よ~く見ると、美しい方も、ゴッツイ方もいらっしゃいます。
そして、ルドルフの最期で、あの長身の古川くんを抱え上げ、
一人で階段を上がり、棺に優しく降ろす、この力技担当も決まっていた。

8人いるからねえ、なかなかお気に入りはみつけられない。

というか、やはりシャオチャンは別格だったと思う。
確かにヴァンパイアダンサーは4人だったけど、
そして、シャオチャンは一人だけ小さいから見つけやすいけど、
それにしても、他の3人とは美しさが全く違っていたもんなあ。

今日の子ルドはこども店長の弟くん。
兄弟でミュージカルすごいなあ。
清史郎くんのガブも良かったもんね。
昨日、優斗ルドみちゃった後だから、今後に期待。

この日は取りにくいチケットを言われていました。
この影響かわからないけど、
終演後、いくさぶろ君のファンミーティングがあったようなのです。
全国からいくさぶろファンが駆けつけてたのかな。
昨日以上の立ち見でした。

観劇後の焼き鳥@信秀本店


同僚と共にの観劇でしたが、
この日はなぜか偶然にもご一緒となったお仲間が多く、
ミューオフ会に入れていただいている方、
仕事関係の方とそのお友達も
同じく観劇となりました。

出待ちの時に、同僚が一緒だということで、いつもより若干強気のsasa。
王子にも「先日お世話になりました」と、いつになく大胆なお声かけ。
王子はいつもの神対応で「あ~あの時の…」
絶対覚えてないと思うけどね。
まあ、こういうところが王子の優しさです。

で、仕事関係の方とそのお友達と同僚で、近くの焼鳥屋「信秀本店」へ。
お友達が東京の、それも連日観劇されている方でしたから、
ほおほお、といろいろ教えていただきました。
ファン歴はsasaの方が長いので、微力ながらこちらからも情報提供。

このお店、博多座すぐ近くですから、店内には役者さんたちのお写真がいっぱい。
そして、店長が店内をまわっては、手品を披露してくれます。

sasa、飲み会に参加することはとても少なく、
それも新しい方々と行くことはないのですが、
観劇後でしたので、語り合えました。

ベストキャストかも博多座『エリザベート』3回目


■日時:2016年8月20日(土)17:00
■会場:博多座3階 A4列センター
■出演:

今期、sasaは花總エリザ×王子トートで揃えてきたのですが、
それ以外のキャストも含め、今日がベストキャストな気がします。

ルキーニがお気に入りの成河さんでしょ、
そしてゾフィーは初見の涼風さん。
涼風さんといえば、もとエリザ。
結構なお歳になっても、少女時代も愛らしく演じ、
確かおてんばエリザは側転もしていらしたような。

そんな涼風さん、ゾフィー怖いわあ。
細身だから堂々とした風格というより、
切り裂くような鋭いゾフィー。
低音も出るし、高齢になっていくとダミ声にもなる。
お顔は相変わらず可愛いだけに、意外な展開でした。

そして、今回一番だったのは、少年ルドルフの池田優斗くん。
少年ルドルフは4人いて、みんな歌声はきれいで可愛いんだけど、
優斗くんはその声に感情が乗ってるのです。
伸ばす音にも波を入れたりして、動きがあります。
表情もねえ、なんとも悲痛な顔で、引き寄せられました。

この日は会社の後輩ちゃんたちを連れていったのですが、
素晴らしさに感動いただけたみたい。
以前連れて行ったレミより良かったようです。

ミューファン以外をお連れするのは責任感じますからね。

博多座『エリザベート』2回目

■日時:2016年8月9日(火)12:00
■会場:博多座 1階H列サイド
■出演:

今回は、お友達をお誘いしての観劇だったので、奮発して唯一のA席です。
あ~久しぶりの1階席。
やっぱ違うねえ。
役者さんたちのお顔が見える。

初日は全くわからなかった横沢さんも、いろんな役で登場されている。
2人目の母、のところで、せせら笑いを浮かべてる。
今回、結構悪役系が多いなあ。

3階からは見切れるルキーニとトートももちろん見えるし。

トートって、最前のセンターに立つのね。
あのお席だったら卒倒しそう。

そして何といっても今回の嬉しい予想外は
成河ルキーニでした。

松也くんも良かったし、いくさぶろ君でも十分だったのです。
が、成河ルキーニ、その上をいってました。
なんともいかがわしく厭らしい。
表現力がすごいです。
声量もあって、舞台の上で生き生きと立ち回ります。

『情熱大陸』で王子にジャレついてたから、
お若いのかと思って調べたら、あら35歳。
役者のキャリア長いのね。
あ~、未來くんじゃないから観なかった「100万回生きた猫』の再演
見るべきだった。
あの作品はダンスセンスが結構いるとみたけど、
しなやかな猫の動きもできるのかしら。
今度からキャスト選びには成河ルキーニも入ってくるなあ。

それと、どんどん感情移入してしまうのがフランツ。
sasa、フランツが一番好きなのかも。
最初はお母さんの言うがままで、キョトンとした表情、
エリザをお見合いして、一目ぼれ。

でも、結婚直後から、お母さんの味方をしてエリザに冷たくされ、
与えられた娼婦にうかつにも手を出し、エリザに愛想つかされる。
息子にも反逆され、追っかけて行ったエリザにも激しく拒絶され…。
あ~切ない。
万里生くん、若いのに、後半の人生の深みも感じられていいわあ。

お友達ももともと王子目当てということでしたのでお誘いしましたが、
「この役、一番いいんじゃない?」というくらい気に入ってくれました。

ほんといいです。
あと3枚あります。
なんやかや言ってても、やっぱり楽しみ♪