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トモフスキー@堺ファンダンゴ

■日時:2022年1月15日(土)18:00
■会場:堺ファンダンゴ

九州に来てくれないから
こっちから行くしかない。
関西近辺だと会場変えて2日連続で開催されることが多く、
土日の2連チャンしました。

まずは堺にて。
*セットリスト
仕事始め56歳/真夏/世界は終ってなかった/
世界あんかけ化計画(新曲)/最高の錯覚/
ささきまスキー:このままでいたいなら/
WE GO/骨/コインランドリーデート/
ドライブレコーダー/待ってくれるかな/不死身FUNK/
世界が止まってるあいだ/作戦会議/SKIP
時々だけ/タイクツカラ/無計画という名の壮大な計画/脳
アンコール:
オレ 今なら選挙に勝てる(新曲)/こころ動け/
我に返るスキマを埋めろ/ワルクナイヨワクナイ/
うしろの記憶しか残らない/スポンジマン

ひとりトモフスキーでスタート。
今日がトモフの仕事はじめなんだって。
そう言いつつ「これは仕事じゃないんだよ~
遊んでるのにみんなからお金いただいて…」
なので、遊びはじめだって。

寒い冬でも布団にはいれば36.5℃
いつも水溶き片栗粉を持ち歩いてトロリあんかけにしよう
トモフ節だよなあ。
ひとりトモフは早々に切り上げて
佐々木さんたちを呼んでバンドトモフに。
トモフだけでも十分好きだけど、
バンドになると力があるね。

ファンダンゴはスタンディングなので、
sasa世代にはちょっときついけど、
さらに歳上のトモフ、
2時間半全力でやってくれてありがとう。

録画『負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-』


■作:エリアム・クライアム
■演出:宮田慶子
■出演:井上芳雄(マフムード) 益岡徹(ハンス)
東風万智子 粟野史浩 あめくみちこ

今さらながら、やっと10年前の録画を鑑賞。
予想はしてましたが、重たい作品でした。
ユダヤ人とパレスチナ人のお話ですからね、
日本人には理解できない世界でもあります。

けどね、テーマはちゃんとつかんだ気がします。
舞台はずっとパン屋セットのままで、
ナチスやテロの話はその外での出来事として展開します。
人種や宗教の違いで、外では闘いがあっても、
パン屋の中では、ひとりの人と人。
いくらケンカしても真意は伝わるし、
そんなことは関係なく信頼関係や友情は生まれる。

王子が得意の悩める役。
怒りも悩みも、ラストの葛藤もさすがです。
相手は益岡さんなので大船にのってます。
ハンスの最後の説得が果たされなかったこと、
マフムードにはあの道しかなかったのか、
つらい結末となりましたが、素晴らしい作品でした。

博多座『ガラスの動物園』


■日時:2021年1月8日(土)12:00
■会場:博多座 3階 A列サブセンター
■原作:テネシー・ウィリアムズ
■翻訳:小田島雄志
■演出:上村聡史
■出演:
岡田将生[トム・ウィングフィールド]
倉科カナ[ローラ・ウィングフィールド]
竪山隼太[ジム・オコナー]
麻実れい[アマンダ・ウィングフィールド]

なんだか暗そうだし、あんまり期待せずにとったチケットでした。
これがねえ、岡田将生くんのお芝居の上手さにびっくり!

岡田くんを初めてみたのが映画『重力ピエロ』で、
なんて美しい男の子なんだ、
でも演技下手だなあと思ってたのよ。
それからいくつか映画は見たけど印象薄くて、
でもおバカな役とか、嫌な奴とか、
美少年なのに役の幅広いなあとは思っていました。
でもねえ、舞台はまた違うからねえ…

と期待せずに行ったら、
階段の上に立って話し始めたときから
「え?」
台詞がすごくきれい、滑舌いいし、
長台詞なのに分かりやすいの。
テネシーウィリアムズなので、決して今の言葉ではない。
聞くのには結構集中力がいるの。
でもすーっと入ってきます。

もともと好きなお顔No.1ではあったのです。
だって王子と顔似てるよね?
あの系統のお顔が好きなのよ。
でもさ、王子は細身長身で身のこなしは軽やかだけど、
スポーツ好きってわけじゃないから
体幹というか、舞台上にずしっと立ってる感じは薄いよね。
岡田くんはバスケやってただけあって、
立ち姿の存在感とオーラがあって、動きがきれいなの。

これはシェイクピアいけるじゃん、と思ったら
蜷川ハムレットやってたのね。
きっと鍛えられたのだと思うわ。
ブラッケンムーア観てないのが悔やまれる。

お話自体も原作読んだことありませんが、
とてもつらかった。
口うるさく過干渉な母親アマンダ、
脚が悪くて極度に内向的な姉ローラ、
嫌々単調な倉庫の仕事をする主人公トム、
かつて人気者だった同僚ジムも今はパッとしない。

いちいち指図する母親にローラは服従、
トムは嫌気がさしている。
出て行った父親のように自分も出て行きたい。
でも姉を置いてはいけない。

麻実れいさんのアマンダは本当にうるさくてめんどくさい、
観客はみんな子供に同情するよね、
トムが今の仕事嫌がってることわかってるのに、
辞められると食べていけないので続けさせている。
ローラも無理やりビジネススクールに通わせ、
結果無理で、ローラは学校に行けてない。
これは嫁にやるしかないと、
トムに、相手になりそうな人を家に連れてくるように言う。

トムが連れてきたのは、高校時代にローラが憧れていた
人気者のジム。
このジムが意外にいいやつで、超人見知りのローラの心を開き、
この先うまくいくかに見えた。
が、ジムは正直に婚約者がいることを伝え、
ローラはかえって傷つくことになる。

でもね、誰も悪い人はいないのよ。
アマンダは娘の将来が不安で、せっせと勧誘電話の仕事するし、
ローラは根から優しい性格、
トムは母にひどい言葉を浴びせてもすぐ反省するし姉思い、
ジムは頑ななローラを変える。

でも、とにかく終始閉塞感。
誰も救われなかった。
陰鬱な中で、sasaも含めて観客は
自分に照らし合わせていたんだと思う。

家族円満で、家族全員に問題なくて
仕事もうまくいってて
経済的に不安はなくて、
夢は叶って…なんて人はほとんどいないと思う。
誰でも自分に思い当たることがあるから
ずっと続けられてきた戯曲なのだと思う。

あんな王子様みたいな岡田将生くんが冴えない青年で
あんなに美人な倉科カナちゃんが内向的で嫁に行けず
地味な堅山さんが高校時代のスター
って見た目的にちょっと無理があった。
ガラスの動物たちも、あんなにぼってりしてなくて
もう少し繊細で儚げであってほしかったけど、
見終わった感想としては、思わぬ大逆転、
めでたい2022年初観劇でした。

整骨院

明日から仕事なので身体を整えようと
整骨院に行きました。
12月は忙しくてオール残業で行けず、
今日は1か月以上ぶり。

先生に「今日はどうですか?」って聞かれて
よく考えてみると
首の痛みがない。
先生が全体の様子をみても、
ガチガチだった首の筋肉?が緩んでいるらしい。
実際とても楽。

仕事もしてないのに相変わらず痛いと、
原因がわからないけど、
原因がわかってよかったじゃないですか、って。
そう言われると、確かに…。
仕事しなければ悪化しないんだ。
いやしないわけにはいかないんだけど、
しなければいいってわかったのは気分も安らぐ。

靴ずれ布


次男は楽器とかカメラとか多趣味なうえに
基本的には本が欠かせない。
なので、お洋服にはお金がかけられず、
遠い昔の旦那のスーツを出してみたら
全然気にせずに着ると言う。
定期演奏会の時にみんな洒落たスーツでキメてくるんだって。

裾上げなんて楽勝なので、裾を確認すると、
後ろの折り返しのところに
こんな小さな布がついてました。
「靴ずれ布」って言うらしい。
カジュアルスーツにはなくても、
きちんとしたお仕立てスーツにはついてるみたい。

ずいぶん古いバブル時代のスーツですからね。
ちなみに、sasaが今年買ったスーツにはついてなかった。
古いけど、ちゃんとしたお品だったんだ。
断捨離しようかと思ってたのよ。
次男が着てくれれば本望。