「クリント・イーストウッドに外れなし」とのレビューを読んで観に行った
『チェンジリング』が二重丸◎だったので、
ずっと観たかった『グラン・トリノ』。
昨日突然時間が空いたので、すかさず行ってきました。
ソラリアシネマのメルマガ登録してると、再映は500円なの♪
昔ながらの頑固親父ウォルト(クリント・イーストウッド)と
隣人のアジア系移民との交流を描いたお話です。
クリント以外は無名の俳優さん。
クリントのずば抜けた演技が際立ちます。
こんな昔ながらの職人気質は日本人だけのものかと思ったら、
どこの国にもいるのね。
若者のすることはいちいち気に入らなくて
文句たらたら、すぐ不機嫌になるから、みんなに疎まれ、
息子たちからも煙たがれる状況。
でも人に厳しい分、自分にも厳しくて
朝鮮戦争で犯した自分の罪を忘れることは一日もなく、
精神的にはずっと葛藤の日々。
「考える」と言った結論はこういうことなのね、
自分の人生のオトシマエはこうやってつけるのね、
とウォルトの決断には納得できるけど、納得したくないなあ…。
クリントの気骨ある演技に、う〜むと参ってしまう作品です。
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