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映画『ココ・アヴァン・シャネル』

英文講座2学期が先週からスタートし、
先生の何気ない「プロフェッサーがいるお宅では…」の言葉に敏感に反応し
いずみんアルの「プロフェッサ〜♪」を心の中で歌ってしまうササでございます。

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今日は映画の日。
英語の前にオドレイ・トトゥの『ココ・アヴァン・シャネル』観てきました。
先日のシャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』と見比べたかったの。

両方とも同じようにココの人生を追った、事実に基づく映画なのですが、
内容が違っていてちょっと混乱。
最初の恋人バルザンとの関係も、
愛し合ったボーイとの別れ方も
ココ自身の結婚に対する考え方もかなり違っていました。
史実はどちらの映画が近いのでしょうか?

紹介文には「孤児院育ちの少女が、世界の[シャネル]になるまでの物語」
とあります。
が、うーん…という感じ。
確かに、その一番基礎となる部分は描かれていたのかもしれませんが、
「[シャネル]になるまで」には結びつかなかったというのが正直なところ。
斬新なファッションが次々登場するかと期待してたし、
ココの才能もほぉ!と感嘆するほど見せてもらえると思っていました。
世界のシャネルを生み出したのは、やっぱりこんなスゴイ人なんだねって。
でも、恋愛話が中心になっていて、
彼女の何がシャネルを作り上げたのかは不明瞭なまま。
時間も2時間足らずだったので、消化不良に終わった感じで残念…。

ササ個人としては、
シャーリー・マクレーン「ココ・シャネル』に軍配をあげます。

映画『ココ・シャネル』

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今年はココ・シャネル生誕125周年だそうです。
なんだか中途半端な年数のような気もしますが、
9月公開のオドレイ・トトゥのシャネルと見比べたいなあと思って、
今日はシャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』観てきました。

「混み合います」と書いてあった通り、映画館は整理券が配布されるほどの大入り。
レディースデイ&往年の大女優シャーリー・マクレーン主演ということで、
観客はほぼ全員女性で、年齢層高めです。

レビューではイマイチの評価でしたが、そんなことはなく、
138分存分に楽しめる作品でした。
若き日のココを演じるバルボラ・ボブローヴァは、
ジュリエット・ビノシュのような愛くるしさもあって、とてもチャーミング。
今では当たり前のチェーンベルトやキルティングバッグも
シャネルが生んだものなのね。

でも、シャネルのファッションがたくさん見たい!
仕事人としてのシャネルを見たい!
と期待していくとちょっと違うかも。
ココの女性としての姿を、恋愛を中心に描いてあります。

真実を描いていても、ココ・シャネルの人生はドラマティック。
特に劇的な愛の終結はエディット・ピアフとダブりました。
非凡なる人って非凡なる人生を歩んでいるものなのかしら。
「成功は人を大きくしない。
失敗が人を大きくするの」
とココ自身が語りますが、失敗や挫折を繰り返してこそ、
彼女のような大きな人間になるということでしょうか。