今、とても話題になっている作品。
先日の半休がちょうどレディースデイだったので観てきました。
役所の民生係を22年間務める男性が、
身よりもなく、一人で亡くなった方の人生を
遺品や知人に会いながら紐解き、おみおくりする
というお話です。
他人の人生を敬い、静かに温かく送り出していきます。
主人公ジョン・メイを演じるエディ・マーサン、
初見のお方ですが、この役にすっぽりハマってらっしゃいます。
静かで繊細で実直、ユーモアもある。
地味に話題になってるので、開演前は長い行列で、
場内にはパイプ椅子の補助席がずらりと並ぶほど。
sasaもなんとか座れたものの、最前列。
あまりに近すぎて、画面に焦点をあわせるのが大変でした。
あ、今さらですけど、これから観ようという方はあまり読まないでね。
最後にどんでん返し、とか、感動のラスト
とか聞いてしまってたので、
少しばかり予想がついてしまい、
純粋な感動が得られなかったのは確か。
淡々と流れるお話、画面の静かさ、役者さんは素晴らしかったけど、
テーマ的には、『悼む人』の「人の命に差をつけない」
ことの方が響いたかな。
この手のテーマは『おくりびと』や『アントキノイノチ』
などでも扱われてきたしね。
期待しすぎはよくないと思った。
素の状態で観に行けば絶対感動したはず。
でも、名作と話題になってたから行ったわけで、
なってなかったら行ってないのだから、なんともいえないね。
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