子どもが小学校に入ると、親は宿題の音読を聞く役になるんだけど、
ぼんやり聞いてると、ときどきドキンさせられることがある。
最初のドキンが『きつつきの商売(林原玉枝作』
聞く度に泣きそうだった『ちいちゃんのかげおくり(あまんきみこ作』
そして今回は長男(小6)の『カレーライス(重松清作)』。
「ぼく」が約束を破ってゲームを続け、
怒ったお父さんがいきなり電源を切ったことでケンカになる。
そしてなかなか仲直りできずに長期戦となる。
「ぼくは悪くない」と言いながら、
ちょっぴり悪いかなあとも思ったり、
いつまでも意地を張るのもおとなげないけど、
だからといって仲直りするタイミングもつかめず…
そんな「ぼく」の心が「つくりもの」ではなく、
「そういうのあるある〜!!」ってリアルに描かれていて
聞いててカリカリムズムズしてくる。
おもしろおかしい話なんだけど、最後はちょっと泣けてきたりして…。
やってくれるじゃん、教科書。
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