映画『重力ピエロ』

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キャッチコピーは
「家族の愛は、
重力を
超える。」

残された落書きとか連続放火事件とか遺伝子暗号とか出てきて
その謎解きによって家族の秘密が明らかになるミステリーですが、
そんなパーツがどこかにいっちゃうくらい
加勢亮演じる兄・泉水と岡田将生演じる弟・春の
深い兄弟愛に感動☆

パッとしない平凡な兄と
絵の才能に溢れ、かっこよくてモテモテの弟。
でも、弟の秘密を知るからこそ守ってやりたいという思いを持ち続ける兄と
なんでも一人でやれるようでいて「大事な時は兄貴がいないとダメなんだよ」と言って
兄を心の支えにしている弟。
そんな2人の想いが表面のキャッチーなミステリーの裏側でじわじわと伝わってくるのです。
作家さんというのはこういうやり方で自分の伝えたいメッセージを送るのね。

うちも男の子2人だからいろいろ考えちゃいます。
しっかり者だけど、超人見知りのお兄ちゃんは、
お友達を誘う勇気もないので、弟に電話をしてもらい、
のんびりしてるけど、お兄ちゃんのピンチにはブンッと正面に出る弟は、
やっぱりお兄ちゃんが全てのお手本。
性格も全然違うし、もし同じクラスにいても仲良くなったかなあと思うけど、
泉水&春のような関係であって欲しいと願うばかりです。

岡田将生くんの儚げで透明感のある美しさも感動的。
加勢亮さんとの淡々とした演技がまたグッときます。
読書家の同僚によれば、本はイマイチだったそうだけど、
映画はとても素敵で、観て良かったなあと思う作品でした。

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