カトリーヌドヌーブが美しいとは聞いてたけど、
この作品、その美しさだけで成立するんじゃないかと思うほどの
見事な美しさ。
きれいな金髪に真っ白な肌。
ピンクのドレスやコートが映えますね。
ベージュのコートはバーバリー?
ミュージカルでも、あそこまで全ての台詞が歌ってのは
珍しいけど、映画も同じくなのね。
映画では歌は吹き替えみたい。
ということは、カトリーヌドヌーブの声はひとことも聞こえないってことか。
音階が微妙に上下する不思議な感覚だったけど、
フランス語で聴くと納得。
オープニングで色とりどりの傘が行き交う中、
最後に黒い傘が並ぶのは悲恋の暗示よね?
あと、最初にギイが「(デートがあるから)今日は残業しない」
と修理を断るのは、カサールさんの車ってことよね?
で、カトリーヌドヌーブのあまりの美しさに対して、
ギイはあれでいいの?
あんまり魅力的じゃないんですけどぉ…。
カサールさんの方が素敵じゃない?
あと、ちょっと笑ってしまうのは、
ギイが兵役に旅立つ時、あんなに「あなた無しでは生きていけない」
と大騒ぎするわりに
列車が動き出すと、しばらくは見てるけど、見えなくなるまで見送るでもなく、
さっさと踵を返して、あっさり帰っちゃうのよね。
ギィの家のグリーン、ジュヌヴィエーヴのお店のピンクのストライプ
は舞台でも同じイメージだったね。
先に映画観てたら、ツボがたくさんあってもっと楽しめただろうなあ。
王子ギィ×カトリーヌのカップルなんていかがでしょうね。
ヒロインにどうも感情移入できなくて、
ギイに肩入れして観ちゃうんだよねえ。
王子のギイ、素敵だっただろうなあ。
★ややちゃん
ミュージカルの方を先に観たから、まるでギイが主役のような気がしてたけど、
映画では圧倒的にジュヌヴィエーヴ、というか、カトリーヌドヌーブがメインだね。
ギイがいないとダメ、と泣きながら、「カサールさんはこんなお腹を見たら嫌って言うに違いない」
みたいな、結局どっちなん???ってのが多いよね。