日時:2009.8.29(土) 13:00
場所:北九州芸術劇場 中劇場
出演:内野聖陽、伊藤歩
今日は小倉まで足をのばして舞台『BLACK BIRD』観てきました。
ローレンス・オリビエ賞 最優秀作品賞受賞作品、
2回の公演のチケットは即日完売、追加公演も即完売。
ぎりぎりのタイミングでなんとか昨日手に入れたチケットです。
「LONDON、NYを震わせた問題作!
15年前の少女誘拐事件に端を発する
男女の愛憎と、驚くべき結末を描き出す。」
とあります。
レイ(内野さん)とウーナ(伊藤さん)が出ずっぱりの二人芝居。
内野さんはさすがのベテランさん、
伊藤さん一人でしゃべり続けるシーンもあり、
二人ともすごい力量です。
それに伊藤さんの足って、惚れ惚れする美しさ♪
でもさぁ‥‥‥
ササ、ち~っともわかりませんでしたぁ。
確かに事件の真相が15年前の認識とは違っていたことはわかります。
かなりの誤解はあったようです。
でも、「震え」もしないし「驚き」もないの。
そして、この作品のテーマは一体なんだったのでしょう?
ササは何か観る時、その作品からのメッセージを受け取りたい!と願いながら観ています。
「ハッピーになろうぜ!」でも、「継続は力なり!」でも何でもいいんだけど、
共感できるかどうかは別にして、
モノを作る人って、必ずその作品を通じて伝えたいメッセージがあると思うから。
それがキャッチできないと、ムズムズムズムズ‥落ち着かない。
後半、少女が出てくるシーンも???だったよ。
レイは「違う!絶対違う!」って断固として否定したけど、ほんとに違ったの?
タイトルの「BLACK BIRD」って何?
最後なんか、観客おいてけぼり状態で、
会場全体から「え~っ!!!???」ってドヨメキが聞こえたような気がするんだけど‥。
どなたかおわかりの方いらしたら
教えてくださいな。
それはね・・・
と教えてあげたいところだけど、わかるわけないわね。
映画、ミュージカル、お芝居、ランチ・・・と
お仕事&育児の合間に自分の時間も満喫してて、いいね~
新学期も始まったしね。わたしもランチ行きたいなぁ
また映画とか紹介してね。
DVDでしか観られないんだけど、テレビ新しくなったし☆
ササさん、こんにちはー。コメントするのは初めて、の、やややです。
(以下、ネタバレです。念のため)
BLACKBIRD、私はずーっとレイ目線で観ていて、多少嘘ついてたり
していたのかもしれないけど、ウーナ、今のレイの生活を
壊さないであげてよ、と。
20代後半?の男の人が12歳の女の子を本当に好きになるのかどうかは
疑問だけど、15年前のレイの中には、幼児虐待目的の変質者的な気持ち以上
の何かがあったんじゃないかな、と。だから、レイは12歳の幼児を誰でもいいから
虐待したという判決は嘘なんだ、君だけは分かって欲しい、とウーナに訴えて
いたんじゃないか、と。
それが、後半に少女が現れたときに、あれ?と思ったの。どうやら外にママが
いるようではあるけど、でも、女の子のレイへの態度は15年前のウーナのレイへ
の態度と同じではないか、と。そうなると、レイは変質者ではないにしても、
思春期前の女の子が好きな特殊な性癖がある人なのー? ええー???
…と思っていたら、突然のあのラスト。15年前のゲストハウスで(一時的であれ)
置き去りにされた時と同じように、ウーナが扉の外に出たとき、自分はどっちに
行けばいいんだろうと迷っている様子に、レイの後をもう追わずに、自分の人生を
歩いてよ、レイは嘘をつき続けていたのかもしれないけど
…と、私はここで完全にウーナ目線になったわけで、
だから、このラストは、(私だけかもしれないけど)観客の見方を
一瞬のうちに変えて、観客が登場人物の今後について思いを馳せ、
しかも、はっきりとした結論を出せないまま舞台の余韻をひきずる
…といううまい終わり方だったんじゃないか、と。
さてさて、4日は『ジェーン・エア』を観てきますよ。3日までに片付けなければならない
仕事が山積みなので、今はそっちの方が心配だけどね。
*takiちゃんへ
いやいや今taki家には新居☆というお楽しみがあるではないか!
私は家遊びも好きなんだけど、なにせ絶対一人にはなれないので
ついつい外に出てしまうのよ。
私の拙いレビューでよければまた映画紹介するね~♪
*やややちゃんへ
さすがはいつも読みが深い。よーく頭使いながら読ませてもらったよ。
やっぱり一緒に観劇したかったわ。
そうそう、レイの言ってることのどこまでが本当なのかも混乱するのよ。
それに虐待の部分にも疑問多し。
でも、最後に私たちが置き去りにされたのは、
「自分で考えてみろ」って観客が試されていたってことね。
また今度語りましょう。
『ジェイン・エア』いいなあ。細身の橋本さとしのロチェスター役が不思議。