映画『ジェイン・オースティン 秘められた恋』

jane

ササに英文学好きの道を開いてくれたジェイン・オースティン。
大学入学してすぐに初めて原書で読んだ『Pride and Prejudice』は
これまで読んだ小説とは違う世界を見せてくれたの。
これは見ておかなくちゃ。

生涯独身だったジェイン・オースティンが20歳の時に
トム・ルフロイと激しい恋に落ちたという新説に基づいたお話。

どうみてもアメリカ娘のアン・ハサウェイのジェイン役には最後まで違和感がありましたが、
トム役のジェームズ・マカヴォイはスコットランド生まれだけあって、
イメージも英国っぽいし、正装もよく似合ってほんとに素敵♪
『ナルニア国物語』の時は普通の人間ではないタムナスさんだったし、
『つぐない』の時よりもセクシー度アップしたんじゃないかな。
こんな男性が目の前に現れたら、そりゃあ惚れますよ。

でも、悲しい恋です。
トムが評判通りの女好きとか放蕩息子とかだったらあきらめもつくけど、
真実は…。
トムが「義務がある」と言ったその意味が、後からズシーンとわかってきます。

ジェインとトムがエリザベスとダーシーにダブり、
なぜジェインの小説がハッピーエンドなのか、
貧しい娘たちが救われるのか、がわかるにつれ、
胸がつまってササまた大泣きでした。

この恋あってこその名作の誕生だったと信じたいし、
「作家としての成功」と「時間」が、
彼女の心を癒してくれたことを願うばかりです。

2 Thoughts on “映画『ジェイン・オースティン 秘められた恋』

  1. ややや on 2009年11月19日 at 9:30 AM said:

    ややや@今日は年休♪

    観にいったんだー。何だか胸を締め付けられる映画みたいね。
    となると、ますますアン・ハサウェイは不思議な感じ。
    悲しい恋みたいだったけど、オースティンにもそういうことが
    あったんだと思うと、作品を見る目も変わってくるね。

    胃カメラのんだのね。何事もなくてよかった!

  2. 私も今度は風邪が復活して、今日はお布団生活です。

    ややちゃんと一緒に行けなくて残念。
    アン・ハサウェイってぱあっと明るいから結構好きなんだけど、
    イギリス人には見えないなあ。

    オースティンの作品がなぜあんなに晴れやかで朗らかなのかがわかって
    ほんと辛くなったよ。
    で、結局生涯独身を貫いてるじゃない?
    とても納得させられる内容だった。
    ますます好きになったかも。

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