博多座『千と千尋の神隠し』


■日時:2022年5月14日(土)12:00 1幕85分 休憩30分 2幕70分
■会場:博多座3階B列サブセンター
■翻案・演出:ジョン・ケアード
■出演:
千尋:上白石萌音
ハク:醍醐虎汰朗
カオナシ:辻󠄀本知彦
リン:咲妃みゆ
釜爺:橋本さとし
湯婆婆/銭婆:夏木マリ
兄役/千尋の父:大澄賢也
父役:吉村直
青蛙:おばたのお兄さん

ジブリ作品はほとんど見てなくて、
先日のテレビ放映で慌てて予習した。
実力は確実の萌音ちゃん千尋、期待通りのすばらしさでした。

そして、ジョン・ケアードの演出は見事だなあ。
映画のあのシーンをどう表現するのだろう?
と素人では予想も出来なかった世界が、舞台にちゃんと広がっている。
ススワタリがピョンピョンしたり、
釜爺の腕が四方八方に伸びたり
白龍が空を舞ったり。
観客が少しだけ想像力を働かせれば、
それも、ほとんどの日本人は映画を見たことがあるだろうから
映画のイメージを損なうことなく舞台に大きく広がる。

キャラクターの動きやセットの移動を人力でやってるから
その黒子さんがチョロチョロしてしまうのが
残念ながらちょっと目にうるさいかなあ。

一番のお目当てはカオナシ辻本さんですよ。
そろりそろり動く足さばきが美しく、タダモノではないオーラが。
首の傾け方もいいのよねえ。
欲を食べてどんどん拡大していくから身体能力も必要よね。

湯婆婆は本家の夏木マリさんでしたので、
見ごたえありました。
そして、『ウェイトレス』の時も思ったけど、
おばたのお兄さん上手だわ。

ミュージカルだと思ったから、
萌音ちゃんの歌が聴けるかと思ったら
これはほぼストプレでした。
歌える役者さん勢ぞろいなのでもったいない気はする。

お話が濃いので、3時間みっちり充実。
面白かったのでリピ追加したいけど、
発売初日でも速攻完売だったくらいなので、難しい。

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