マチノブンカサイに優河さんというアーティストが出演していました。
とてもきれいな高音で、
曲の雰囲気はヒーリングミュージックのような
エンヤ風?
MCで曲の説明をするのですが、その中で
「祖母の映画を母が作ったんです。その曲を私が…」
みたいな話があって
ん?
映画なんて、そんな簡単には作れないよね
?
そっか~!
お母さんは原田美枝子さんだ。
その映画って今映画館で観られるわけではなくて
たまたま泊まったホテルのNetflixで観ることができました。
施設にいる認知症のお母さん。
ある時「私ね、15歳の時から女優をしているの」と言い出した。
もちろん女優をしていたのは原田美枝子さんで、
お母さんは娘の仕事のために
お孫さんたちの育児や家事のサポートをしてきた。
お母さんにとっては、娘の人生は自分の人生と同じ。
子どもって、自由に親から離れるけど、
親の心は子どもから離れられない。
子どもの人生を一緒に歩んでいるようなもの。
認知症のお母さんがそれを口にすることはないけれど
この言葉で原田美枝子さんはその思いに気付いた。
それに応えるために「女優原田ヒサ子」の写真を撮る。
もちろん、原田美枝子さんにはお金があるから
お母さんを立派な施設に入れることができて
自分で介護をしてるわけではない。
でも、どんな衝撃を受けたのか
母でもあり娘でもある人にはきっとわかる。
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