ミュージカル『RENT』


■日時:2023年3月15日(水)13:30
    1幕80分、休憩25分、2幕60分
■会場:シアタークリエ 最後列補助席
■出演:
花村想太、甲斐翔真、遥海、SUNHEE、RIOSKE、
鈴木瑛美子、塚本直、吉田広大 他

花村マーク狙いで久しぶりにレント。
ソニンミミの時号泣するほど感動した大好きな作品です。
その時は福士誠治マーク、次が賀来賢人マーク。

花村くんは歌もダンスも文句なく、
問題はこの作品は群像劇だから、
マークだけか主役ってわけじゃないところ。
ジャージーのように花村くんの高音を堪能!とはいきません。
声のハリはあるしダンスはキレッキレ。
ボヘミアンのダンスもこれまで観たマークの中で一番!
さりげなくロボットダンスもキマッてます。

そして予想以上によかったのが甲斐ロジャー。
ロッカーでワルっぽさが魅力のロジャーは
背も高く体型もしっかりした甲斐くんにぴったり。
甲斐くんはもどかしい自分にイラつきながらも
歌は正確で、動きも適格。
ムーランで王子とダブルキャストになるのも納得。
ベテランから一人、若手から一人
ってのも面白い競演になりそうですね。
王子は王子様キャラ、悶々と悩ませたら天下一品ですが、
不良系が合うとは言えない。
本人が言う通り、品が隠せない。
両方似合う甲斐くん、役の幅は広いかもしれません。

一番好きだったのは遥海ミミ。
痩せたモデル体型ではなく、
肉感のあるボリューミーな身体。
その身体で体当たりなダンスで自分を表現し、
ロジャーに向かっていく気迫が凄まじかった。
ソニンはミミを演じる時、身体を絞って臨んでましたが
ショーガールなのでボリューミーでも良かったのにね。

モーリーンも大変な役ですね。
再演を重ねるごとに過激さが増していってます。
前回よりさらにおかしなキャラクターになっていく。
ソニンもよく引き受けたものです。
あのパフォーマンスの意味はいまだによくわからないけれど
強い抗議と主張があることは確かなので
後日調べてみたいと思っています。

レントって若手の登竜門的作品で、
キャストさんたちは、
ここで勝負して上にあがっていこうという気迫に満ちている。
そこが、登場人物たちの
レントも払えず、ぎりぎりの生活、ぎりぎりの精神状態
と重なって、熱い舞台になるのだと思う。

さらに、レントにはシアタークリエがぴったり。

以前福岡市民会館というsasaの歳よりも古い
合唱コンクールもピアノ発表会なんでもありのホールで
観たことがあるのだけど、
その時ばかりは感動しなかったの。
後方席が広がってるタイプのホールで音がバラける。
クリエは歌長方形タイプで音も熱量もギュッと凝縮する。

これからもレントはクリエで観たい。

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