『桜の園』追記

書き残したことを追記しますわ。

先行で買ったとはいえ、お席は最前列でした。
ここのところ良い作品が多いのに
お席の方は空席が目立ちます。
これも2階封鎖(2階席は売れてなかった)。
だってチケット高騰なんだもん。
これってきっと材料や経費が上がってるだけで
役者さんの出演料とかスタッフさんのお給料が上がってるわけじゃないよね。
もしこの高騰が収入にも影響するのであれば
日本全体のお給料も上がって
生活水準は変わらず済むのに
そうじゃないからつらくて
やはりチケット買う買わないには大きく影響してくるよね。

で、話変わって、主演ラネーフスカヤの原田美枝子さん。
もともととても好きな女優さんで、
舞台は珍しいから、原田さん目当てで観に行ったの。
その通りに、最前列で観た原田さんは美しかった。
そして、最大ピンチの状況なのに
きっと何とかなるわ、誰かがなんとかしてくれるわよ、
の呑気な奥様役がぴったり。
周りの男性陣はみんななんの役にも立たなくても
ラネーフスカヤを愛していて、
気持ちだけは助けたいと思っている。
そんな誰からも愛されるラネーフスカヤ役がぴったりでした。

あとは成河さんですね。
きっとめんどくさい演技派の成河さんは
新しい思想を語るトロフィーモフにぴったりですよね。
最初ちゃんとキャストを確認してなくて
なんかいい役者さんがいるなあと思ったら
成河さんでした。
やっぱり際立った方なんですね。

八嶋智人さんはコミカルな役かと思ったら
今回の中で一番現実的でした。

演出は去年『セールスマンの死』で拝見したショーン・ホームズさん。
あれは鼻中隔湾曲症手術直後の悲惨な状況で
這うようにして拝見したので記憶が薄いですが
お話自体が良かった。
外国の作品を外国の方が演出ですが
普遍のテーマにもっていくのがすごいですね。

以上、追記でした。

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