ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』

■日時:2024年8月10日(土)12:30
1幕100分 休憩15分 2幕80分
■会場:北九州市芸術劇場 E列センター
■作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:三宅弘城、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、大倉孝二、
松永玲子、安澤千草、藤田秀世、喜安浩平、眼 鏡太郎、猪俣三四郎、
水野小論、伊与勢我無、木乃江祐希/
池田成志、坂井真紀、奥菜 恵、山西 惇

ナイロン初の時代劇とのことです。
武士道武士之介(三宅)という町人が、
桂川人良(大倉)というお侍さんを呼び止めて
自分の思い出話を聞いてくれ、というところかは始まる。
思い出と言いつつ、なぜか未来の話で、
誰が武士之介の未来の姿なのかも曖昧なまま
時代を行ったり来たり。

その未来の世界では同窓会に集まった仲間が
タイムカプセルを掘り出してるうちに手や足が出てきたり、
時代変わって飢饉になったり疫病が流行ったり
顔が尻の臀侍(しりざむらい)が出てきたり
劇場スタッフなのか落ち武者が出てきたり、
3時間強一体何を見せられているのかわからなかった。

ナンセンスコメディと言っても
何かしら今との関わりがあるのではないかと思い、
コロナ、マイノリティ差別、極限状態での人の狂気
とか考えてみましたが、納得にはいたらず消化不良。

3時間見られたのは確実に好きな役者さんたちだから。
三宅さんのボケた演技、みのすけさんの声、
犬山さんのすっとぼけ、峯村さんのズレ、
大倉さん今回は結構お人よし、ゲストさんたちを含め
役者さんがいいんだよなあ。

『イモンド』の時も思ったけど、
お話自体はナンセンスコメディであってもテーマがわかるものが好き。
面白くなかったとは言わないけど、
カテコでみんなが立ち上がる中、スタオベはしなかった。

う~ん、大好きだったナイロンもヨーロッパ企画も万能ガラパも
このごろあんまりハマらない。
今一番見たいのはパラドックス定数。
年に1本しかやらないのかなあ。
来年2月って言ってたのでそれを待つのみ。

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