『ファンタスティックス』シャオチャンしか見えない☆第2幕

は〜い、昨日の続きいきますね〜!

第2幕は4人がフリーズしたところからスタート。
後半はね、壁がなくなってしまったから
ミュートはプラットフォーム奥で待ちが多いの。

エル・ガヨが「みんなには少し火傷が必要」と説きます。
1幕の月と同様に、太陽を天空に美しく送るミュート。
ステージが怪しい赤い光に包まれます。

1幕とうってかわって、みんな不機嫌。
水やりのこと、プラムのことで諍い。
投げ捨てるプラムをミュートがキャッチ。

『Burnished By The Sun』
苛立つ4人の間をミュートが一人ずつはらうように
手をす〜っと上げて進みます。
この真っすぐ伸びた腕もキリリとしてとてもきれい。
視線もいいなあ…。
そしてそして、このナンバーの時に、あのピルエットが見られます。
キャッツ/ミストフェリーズでも伝説の、軸のブレない回転。
出待ちでご一緒した方が
「ミュートってキャッツのミストですよね?」って。
このピルエットで気づいたみたい。
シャオチャンのピルエットはほんと見とれちゃいますもの。

ルイザがマットをひっぱたくシーンで、
ミュート付近から音がした気がするんだけど、音出ししたのかしら?

『Grant Me In Your Minds A Month』
父親たちの指示で、ミュートは両家の間に厚い壁を作り始めます。
今度は細い棒ではなく、レンガの厚い壁。
ミュートはレンガ積みのマイムを続けます。
この時はね、客席に背を向けてるから
ステージシートの観客だけがお顔が見えるの。
ハックルビーに質問されても黙っている。
「そうか、君はしゃべらないんだったね」
黙ったまま見つめるだけ。
この表情も無垢で素敵。

なんかさあ、手を上げるだけ、黙ってるだけで
きれいとか素敵とか、ササの頭おかしいよね。
でも、ほんとなのよ。
何をしても動きが美しいの。これは冷静に判断しても確かな事実。

父親たちの野菜の歌の後、箱3つを積み上げて木になるミュート。
エル・ガヨとルイザが木に上っている間、ずっと裏側から支えます。
この姿も、ステージシートからしか見えません。
エル・ガヨのマントのあしらいなど細やかに心を配ります。

そして『Round And Round』。
ここもミュートのちょっとした見せ場。
エル・ガヨのマントを何度も全身で大きく翻します。
ほんとはシャオチャンの実力からすると、
こんな動きじゃダンスのうちにも入らないかもしれないけど、
この作品では体を動かすシーンが少ないので、
ここ、結構意気揚々と演じてる気がします。

マットの冒険と交錯するシーンでは
ルイザにマスクを渡して心を迷わせます。
ここは、マットが酷い目に遭う結構心の痛むシーンで、
この時だけは、いつも柔らかなミュートの表情も険しいの。
特にジプシーダンスの時は辛そうだった。

曲のラストはプラットフォームの全周を大きなジャンプで回って
一番奥からジャンプではけます。
狭いプラットフォームの中で大きく動くので、
何気なくやってるけどきっと難しいジャンプだと思う。

箱も楽々動かすし、小物もさりげなく扱うけど、
なかなかあんなスマートな動きはできないと思うのよね。
実はいろいろ考えたり、練習したりしてるのに
「何でもないんだよ〜」ってポーカーフェイス。

火傷をして傷つき、でも、それぞれ成長したマットとルイザの再会。
2人のラブソング『They Were You』で感動のラストへ。
ミュートは2人を見守り、ロマンチックな白い雪を降らせます。

この優しいラブソングとハッピーエンドに涙涙…。
良かったね良かったね。

最後は客席に下りて中央通路まで行き、
そのまま横に移動しなら大きくジャンプ。
客席にカラフルなキラキラを降らせてくれます。
みんなに幸せの魔法をかけてくれてるみたい。

フィナーレでも下手のバーにスルスル〜っと上るよ。
上手のバーを使った開脚ジャンプは180度以上あったと思う。
公演パンフに「アクロバティック的な動きはやったことなくて、
練習あるのみ」
とあったから、きっと相当練習したんだろうね。

カテコの時は出演者一人ずつに金色のキラキラを撒きます。
そして一番最後はね、一番キレイなシーンだよ。
他の出演者はみんな先に帰るんだけど、その時にね、
「がんばれよ」みたいに、みんながミュートに合図を送るの。
ミュートも「任せて♪」って感じに無言で応じて…そして…

ひねりのある大きなターンの周りで
金色のキラキラがステージを舞います。

客席全体が幸せな気持ちになるエンディングでした☆

6 Thoughts on “『ファンタスティックス』シャオチャンしか見えない☆第2幕

  1. さすがねぇ。見てるところ、感想が全然違うわ〜。あたしなんてSAYAKAちゃんに心の中でご挨拶よ。自分の素人さを感じるわ。当たり前かっ!

  2. ほんと、さすがです!
    シャオチャンの美しい動きが想像できます。
    ミュージカルは台詞が音楽に乗ってどんどん進むので、よく観てよく聞いていないと細かいところの見落としが多いですよね。
    幕間にメモしている人を見かけますが、sasaさんも目と耳と心にシャオチャンを焼きつけてきたのですね!

  3. もう一度みたいよ~
    ステージシート後姿が多いけど座席では絶対に見れない姿がみれましたね
    ルイザのシーン  シャオチャンが音を出してましたよ
    しっかり見ました
    煉瓦積みのシーンシャオチャンの表情がホントよかったわね
    あのシーンだけでも違う物語が浮かんでくるもの
    見ていてジーンとしてしまいました

    3段積みの箱を木に見立てている時もエルガヨのマントをひっからないようにしてはこの持ち手の穴をしっかり持っていて筋肉が素敵だった
    客席では全く見えないのよね
    紙吹雪の準備も袖にいるときからポケットに手を入れて確認して
    雪はほんと絶妙な量をはらはら撒いてきれいだっだ
    紙吹雪の演出はファンタジーですね

    楽譜とJAzzバージョンCDそしてUltmate Secret Garden 注文しました

  4. ★takiちゃん
    あなたは今からよ。好きな人がみつかるとますます楽しいよ♪
    でも『M!』を観て、涼風さんとの組み合わせだとどうなんだろう?
    とか、育三郎くんはどうかなあ?
    とか思い始めたらキリがなくなるから注意ね。

  5. ★hiroさん
    シャオチャンの美しさ、ちゃんと表現できてるでしょうか?
    今、takiちゃんとややちゃんへの布教活動はなかなか成功しつつあるので、
    hiroさんも機会があれば是非、ショオチャンの魅力に触れてみてくださいね。

  6. ★ゆうさん
    同じく〜!東京住んでたら、毎日通ってるかも。

    そうか、やっぱりあのルイザの音はミュートだったんですね。
    ステージシートの時は、私から見えない位置でのスタンバイ
    だったので、確認できなかったんです。

    箱の穴の所を持ってたんですね。
    マントがからまらないように、上りやすいように、ぐらつかないように、
    始終気を遣ってましたよね。
    紙吹雪も手にしていたのがほんの少しなので、表現できるのかなあと思いつつ見守りましたが、
    その繊細な感じがますますロマンティックでしたね。

    『Ultmate Secret Garden』私も気になっています。
    Amazonでチェックしてみると韓国版?となっていますが、
    どんな内容なんだろう?

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