先日より、再び中学1年生に戻ったように
長男と一緒に期末テスト勉強中ですが、
社会について大いに疑問あり。
1学期、テスト範囲だった地理を復習してる時に、長男曰く
各地方の代表の1県ずつしか授業では習ってないっていうの。
例えば、九州地方なら福岡県だけ、東北地方なら青森県だけ、
みたいな。
「そんなはずないよ!」と教科書を持って来させると、
確かに長男の言う通り、各地方1県ずつ。
この時点で意味ワカラナイ。
九州の中で福岡だけ取り上げればいいの?
各県それぞれ文化、歴史、地形、産業などがあるわけで、
同じ九州だから福岡と鹿児島が似たようなもん
ってことでもないじゃない?
で、実際、1学期のテストではその代表県しか出なかったの。
でも、ここで心配になったのは、
きっと高校入試には当たり前のように全ての県が出題されるよね?
ってこと。
鹿児島は、熊本はいつ学ぶの?
2学期は歴史。
これも話を聞いてみると、覚える年号が少なすぎ!
「聖徳太子が摂政になった年」とか
「遣隋使を送った年」とか、特に暗記事項ではないみたい。
大化の改新でさえ、怪しいもんでした。
ところが今回、実際のテストではね、
(社会は昨日終了)
習っていない「ヘレニズム文化」が出題されたの。
たまたま前日に、家にあった参考書を一緒に眺めていて
「ヘレニズム文化って覚えとう?」って聞いたら
「そんなの教科書出てこんよ!」と言うので、
「いや、これ大切な文化やけん覚えとき〜」って言ってたものなの。
他に「ローマ帝国から中国に伝わった果物は?」
そんなん知らんがな〜!
もちろん教科書には書いてないし、授業で教えてもらった訳でもなく。
みなさん、わかるかしら?
長男は「オレンジ」と書いたらしい。
調べたところ、正解は「ぶどう」みたいよ。
思うんだけどね、ササたちの時代は、一通りぜ〜んぶ教えて
どこまで覚えるか理解するかは
各自の意欲と能力に任せるっていうスタイルだった。
で、今は、たくさん詰め込むと大変だから、
最低限のところだけ全員に教えて
後はやりたい子はご自由にどうぞ、
っていう考えじゃないかしら?
これが「ゆとり教育」ってもの?
でもね、それだと結局、ある程度は自分でできても、
よほどのお勉強好きでない限り
塾に行ったもん勝ち!なのよ。
家庭学習では無理。
以前、新聞で「収入の高い家庭の子どもの方が学力が高い」
っていう記事を読んだことがあって、
そんなはずない!と思ってたけど、
こういうシステムになってるのであれば納得。
と同時に憤るわ。
う~む、考えさせられるねえ。
世界史めちゃくちゃ得意で、毎回ほぼ満点だった(おほほ)私でさえ、
「ローマ帝国から中国に伝わった果物」なんて知らないよー。
ていうか、これってただのトリビアなんじゃないの?
年号はね、記憶力のいい中学生・高校生の頃によく分からなくても
一度覚えとけば、細かいことは忘れるにしても、「これこれこういう
事件があって、それでこういう制度ができたんだな」とか、
後々の理解につながると思うんだけどね。中国でこういう事件が
起きたときに、ヨーロッパはこうだったんだ、という横のつながりを
理解するためにも年号を(一度は)記憶しておくことは大事だと思う。
ま、こういうのは、年号に限ったことじゃないよね。
★ややちゃん
ややちゃん、やっぱりそんなに世界史得意だったんだ。
いつも歴史映画の理解がバッチリな訳ね。
おかげで私はいつも助けられてるけど。
数学、英語ならまだしも、
理科、社会でこの調子なら家庭学習では無理。
年号は「大化の改新」でさえ、
問題自体に「645年に起きた蘇我氏が…」と提示してある状況。
私たちが暗記必須を言われていたものもあっさり情報よ。
年号を問う問題も1問も出てなかった。
私は子どもの頃から同じ地域に住み続けてるんだけど、
この変化に戸惑うわ。