日時:2010年12月14日(火)15:00
会場:嘉穂劇場
作・演出:いのうえひでのり
出演:三宅弘城 坂井真紀 河野まさと 高田聖子 粟根まこと
田辺誠一 古田新太
一度は完売となった劇団☆新感線『鋼鉄番長』福岡公演。
破格のお値段でチケットをお譲りいただき、
飯塚は嘉穂劇場まで行って参りました。
橋本さん、成志さんの休演で大変だったであろうこの公演、
会場にはいのうえさんもいらしていて、
一番後ろで嬉しそうに見守っていらっしゃいました。
sasa、新感線作品はゲキシネで3作品拝見しておりますが、
生の舞台は初見でございます。
ゲキシネで観る限り、客演の役者さんの魅力が活かされていることに
常々感心しておりました。
『五右衛門ロック』の未來くんしかり、
『蜉蝣峠』の堤真一さんしかり、
『蛮幽記』の堺さん&太一くんしかり。
今回も坂井真紀ちゃんと田辺誠一さんがとても魅力的でした。
坂井さんはセーラー服姿のスケバン刑事、
田辺さんはマッチ風のアイドルとして登場されますが、
2人とも突き抜けたキャラクターになりきってます。
坂井さん40歳とは思えない可愛さと土佐弁の愛らしいこと、
田辺さんほっぺをピンクにしたアイドルメイクがよくお似合い。
ここまでいくのは役作り大変だったことでしょう。
お話自体はね、いのうえさんが以前トークショーで
「ほんとくだらなくて申し訳ありません」っておっしゃってたように
中身ないし、くだらないし、バカバカしいし、
なんでこんな作品を全力投球で作り、演じるのか凡人には理解できません。
全員でここまでバカになれることに感心するしかないです。
急遽タイトルロールの兜鋼鉄役に抜擢された三宅さんは
先日ナイロン100℃の公演で拝見しましたが、
とんでもないキャラクターなのに、結構真面目な鋼鉄番長で、
はじけっぷりは薄かったかな。
でも、橋本さんのためにあるような、
こんな濃いキャラクターをいきなり演じろと言われても
きっちりお役目果たすだけでも大変だったことでしょう。
女性陣はみなさん、高田聖子に続け!といった芸達者さん揃い。
アイドル並にかわいいのに、迫力満点でした。
そして、そんな中にあって、坂井真紀ちゃんは飛び抜けて個性があり、
魅力的でしたよ。
背もたれもなく、小さい座布団にひしめき合って座るという、
観る環境としては決して良いとはいえない嘉穂劇場ですが、
新感線という特殊な劇団の会場にはこれくらいの個性が必要かもね。
sasaさん、『鋼鉄番長』観に行ったのね。
予想通りのばかばかしさだったみたいね。
それにしても、坂井真紀ちゃん→40歳にはびっくり。
『鋼鉄番長』とは関係ないけど、うちの米とぎ器、
sasaさんがうちに来たとき、視界に入ったけど、
泡たて器と思ってスルーしちゃったんじゃないかなあ。
ずっと気にはなってたんだけど、
あまりの破格なお値段に飛びついちゃった。
でも、ややちゃんがあの日「RENT」を観たのは大正解!
確実に「RENT」の方が心に響いたと思うよ。
私たちには貴重な遠征だったしね。