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町田節@プリンスアイスワールド2018

BSジャパンでアイスショーの放映。

昌磨くんが観たいというのはあったけど、
今回の注目は町田樹くんの解説。

期待以上に町田節炸裂。

解説の仕方が全く違う。
文語的というか、詩的なのよ。
例えば、田中刑事くんの「椿姫」。

「水面がシーンと静まり返るイメージを喚起させる
静かで自然なランディングです」
「アームスの使い方が直線的だったのが、
アームスによるプレゼンテーションを
かなり意識的に取り組んできた印象です」

こんなこと言う人いる?

それぞれのスケーターの魅力も彼独特の言葉で表現してくれる。
本田武史くんはあんなにぽっちゃりしてて大丈夫・
と思って見てたけど、あんなに安定したイーグルができるのは
本田くんだけらしい。
昌磨くんはクリムキンイーグルが特徴と思ったら
高速スピンだった?
などなど。

解説者としてとても魅力的だわ。

余計な…

今日はフィギュアスケート男子ショートプログラムの日。
仕事ですので、もちろんライブ観戦は無理。

なので、録画して出勤したのです。

仕事中もうっかりヤフーニュースとかで見ないように注意し、
いつものように残業して帰宅し、
ここで何気にテレビをつけて結果が目につかないようにし、
急ぎ録画画面にしました。

ライブのように見たかったので、
第一グループから順を追って見て行こうと…

と、普段は自室にこもりっきりの旦那が
リビングに居座る。

「さすがに今日は俺もフィギュア生で見た」と。

いいよなあ、毎日気ままな自宅生活。

見たならそれでいいやん。
早く自分の部屋に戻ったら?

なのに、まだテレビの前にいる。

まさか見るつもり?

こういう時点で結果がなんとなくわかってくる。

旦那は負け試合は見ない、強いチームしか応援しないタイプ。
ここで見たがるってことは…。

おまけに、パトリックチャン選手が出てきた時
「アメリカの選手は派手にこけたもんなあ」

それ、パトリックチャンじゃなくて
ネイサンチェンのことでしょ。

この時点で、
金メダル候補であるネイサンが転んだことが
わかってしまったではないか!

おそらく、ネイサンは転び、羽生君は成功したということ。

の予想通りでした。

これでは、一日情報をシャットアウトして
緊張しながら帰って、さあ観戦!
のsasaの努力は水の泡。

もともとフィギュアに詳しくないから
無駄なコメント入れてくるし。

そもそも一人で神聖な状態で集中して見たかったのよ。
全く余計なことを!!!

平昌五輪あれこれ

今日はオリンピックのテレビを見ながら過ごしました。

まずはフィギュア団体戦。
男子フリーでは、4回転を飛ばないアダムリッポンの
もはや芸術の美しい世界に魅せられる。
パトリック・チャンも前半の4回転が完璧で良かった。

楽しみにしていた刑事くんは3本の4回転が1本も決まらず。
それと、フリーの演目はかなりのダンスレベルがないと厳しいのではと思う。
最初の踊り出しも、なんだかしっくりいってない気がする。
刑事くんはSPの演目の方が好きだなあ。

で、羽生くんが遂に韓国入り。

ネットでいろいろ見てたら、
羽生君はやってることのレベルが格段に違うらしい。
他の選手の方がスケーティングが美しいとかいっても、
例えばジャンプの前にしっかり調整をとってから飛べば
それは成功しやすいわけで、
羽生君はその調整を入れずに次々を技を入れて成功させている。

羽生くんは圧倒的王者なんだろうねえ。
でも、技術は羽生君に叶わなくても美しいものを見るのも好きです。

あとね、結構面白いのがスノーボードの解説。
解説者のコメントが
「オシャレですねえ」とか「かっこいいですねえ」とか
技術的なことより、個人の主観的コメントが多い。
人間っぽくて面白い。

平昌五輪開幕

オリンピック始まりましたね。

そして、開会式よりも早く競技は始まっているのか?
うっかりしているうちに、フィギュア団体戦
男子ショートの昌磨くんが既に朝、滑ってしまっているではないか。

慌てて録画の放送を探してチェック。

あれあれなんだかみんな次々に転倒。
4回転ボロボロです。

昔はそんなに好きじゃなかったんだけど
パトリック・チャンの美しいスケーティングに魅せられる。
背が高いから見栄えが良い上に、身体の流れが綺麗。
彼にはそんなにジャンプは必要ないのではないか?

そして、あれ、誰だこのキレッキレは?
と思ったらネイサン・チェン。
ジャンプのトップをいってるけど、
いやいやダンス力もトップじゃない?
めちゃくちゃカッコイイやん。

昌磨くんは落ち着いていて、
最初は手をついたものの、一番ミスは少なく、
1位となりました。

これで氷に慣れて個人戦頑張ってほしいわ。

NHK「光と影二人のダンサー~紅白舞台裏のドラマ~」

タイトルが「ダンサー」だったので観たのです。
昨年末の紅白歌合戦で、平井堅さんの歌う「ノンフィクション」で共演した
義足のダンサー大前光市さんのドキュメンタリー。
テレビで見てとても良かったので興味があり。

が、それ以上に吸い寄せられたのは
振付が辻本知彦さんだったこと。
この番組のもう一人の主役が
シャオチャン公演の「GABBY」に出演していた辻本さんだったのです。

大前さんと辻本さんは同じオーディションを受ける予定だったのに
大前さんは直前の交通事故で左足を切断。
辻本さんは合格し入団、世界に羽ばたく。
その劇団とはシルクのことですね。

初日に辻本さんは振付をほぼ完成させて来て、
大前さんはそれを猛練習して、次の練習日に披露。

振付をきっちり覚えてきれいに踊る。
義足とは思えないダンスにスタッフたちから拍手。

が、辻本さんは不満げな様子。

素人ながらねえ、sasaも感じました。
この段階では「はい、振付きれいに踊りましたよ」だったのです。
今回求められるのは、もっと伝えること、表現すること。

「ノンフィクション」という曲の、生きることの葛藤を
もっと身もだえしながら伝えなければならないのでは…と。

ときどき挟まる辻本さんのダンス映像は
やはり世界のレベル。
「GABBY」の時は、コミカルな役だったから、
そこまで辻本さんの凄さは堪能できてなかったけど、
こんな方だったのね。

辻本さんはいろんな手を使いながら、
大前さんの動きと内面を引き出していきます。

2人で作りあげたダンスが、あの紅白のステージです。

本番やり遂げた大前さんに、辻本さんは泣きながら駆け寄りました。
練習中はとても厳しかったけど、
愛ある方なんだなあと実感。

2018年2月1日(木) 午前1時00分(52分) に再放送。
見逃した方は是非!