Category Archives: ミュージカル・お芝居

博多座『レ・ミゼラブル』


■日時:2025年4月8日(月)12:00
■会場:博多座 3階D列サイドブロック
ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:小野田龍之介
ファンテーヌ:昆 夏美
エポニーヌ:清水美依紗
マリウス:山田健登
コゼット:加藤梨里香
テナルディエ:駒田 一
マダム・テナルディエ:谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人

これまで数えきれないほど観ているレミゼ。
何度見てもやっぱり名作。

個人的には今期のキャストは、
バルジャン豊作、ジャベ・ファンテ・エポまずまず、
マリウス三浦くん以外はわからんなあ、
オーラのあるアンジョいるのかなあ。

で、吉原バルは予想通りの安定で、
小野田ジャベール上手だけど、お顔が善人すぎる。
昆ファンテ若返ったよなあ
木内アンジョお歌は上手なんだけど背が足りない。

の中、よかったのが山田マリウス。
歌声がsasaの好きだった田村マリウスみたいな
ささやき声。
この声が「カフェソング」に合うんだもの。
福岡の『10神アクター』出身なのね。
予想外の推しマリウスみつかりましたわ。

気のせいかもしれないけど、
なんだかやたら展開が早くてあっという間。
慣れたせいかと思ったけど、お友達も同意見。
演出や衣装も少しずつ変更があってて
笑ったのが砦でのジャベの帽子。
ベレー帽にひさしがついたようなハンチングのような。
いやいや、戦闘の現場にあの呑気な帽子被ってくるって何?

あと、これも記憶違いかもしれないけど、
リトルコゼットを引き取ってすぐにバルジャンが着せてあげるドレス、
前ボタンを下まできちんと留めてなかったっけ?
羽織らせただけで帽子かぶせてそのまま抱き上げて回転。

エポのメイクもやけに汚れてて、あんなに汚れ必要かな?

などなどあっても、とにかく名作。
チケット高騰で売れない今もレミは即完売でしたもんね。
3階最後列でしたが、立ち見も端までびっしりでした。

舞台『見上げんな』


■日時:2025年4月4日
■会場:福岡市民ホール 中ホール
■劇作・脚本:川口大樹(万能グローブガラパゴスダイナモス)
■演出:松居大悟(ゴジゲン)
■音楽:小山田壮平
■出演:椎木樹人、古賀駿作、千代田佑李、青野大輔、富永真由(万能グローブガラパゴスダイナモス)
東迎昂史郎、善雄善雄(ゴジゲン)
神田朝香 / 田島芽瑠 / 多田香織(ひなた旅行舎) / 向野章太郎 /
酒井善史(ヨーロッパ企画)

連日の福岡市民ホール。
中ホールのこけら落とし公演を
福岡出身の演出家&地元劇団にしたのはナイスです。

売れないアイドルの女の子が映像作家になると宣言して
きた依頼が地元福岡からの「バンドのMVを撮ってほしい」。
久しぶりに帰郷したものの、バンドメンバーも見つからず
人探しから始める。

松居さんは今や全国区ですが、
以前観たゴジゲンは実はあんまり印象に残らず。

が、今回はガラパ川口さん作品を
松居さんがふんわりくるんだ感じで
とてもいい塩梅のまとまりだった。

ヨーロッパ企画酒井さんの出演も大きくて、
出てきた時から存在感が違うなあ。
いつものように酒井さんの発明品が登場するのも面白い。

音楽の小山田壮平さんのテーマソング。
ベタな歌詞で、最初はふざけてるように聴こえてたけど
聴いてるうちに覚えて、実は切ない。
なんかお名前見たことあると思ったら
TOMOVSKYとも共演してるよね。

合間合間に福岡の名所スポットが出てきて、
しつこくない福岡愛を感じる作品でした。

松井英理自主公演【Bios】

画像
■日時:2025年3月29日(土)12:00
■会場:パピヨン24ガスホール 自由席
■出演:松井英理、森淑乃、河合実夕、星野朱璃、ほか
(ゲストダンサー)西岡憲吾、Zaco
(ピアノ)仲本雄平、(うた)亜季緒

シャオチャン公演の生徒さんの中で
ずば抜けてた松井英理ちゃん。
ダンサーで『ロミジュリ』などに出演しつつ
福岡で生徒さんを指導。
これまでも公演やってたけど、今回はかなり大きめ。
しっかり時間をかけての準備の様子もSNSで追ってました。

もう!とにかくかっこよかった。
色っぽくもあり、可愛らしくもあり、コミカルも、しっとりも。
たくさんの色調のダンスがどんどん繰り広げられる。

英理ちゃんが全ての演目に出るわけではなくて、
生徒さんもハイレベルで全力疾走。
全員がこのレベルで踊れるってどういうこと?
結構な覚悟で臨んだ生徒さんたちだと思われる上に、
英理ちゃんの指導力のすさまじさ。

こういう公演って、生徒さんの発表会レベルが多くて
う~ん、これで入場料取るのか?
と思うこともある。

が、これはチケット代以上のレベル。

シャオチャンの公演で英理ちゃんを知り、
英理ちゃんの公演で知った星野朱璃ちゃんは
すっかり大人になってますます魅力的に。
表情がくるくる変わるのも観ていて楽しい。
GQメンバーの西岡憲吾さんはさすがバレエダンサーの美しさ。

あとでネットに関係者の方が書いてたのは
サポートの話があっても、作品に制約が加わるのは嫌で
英理ちゃんは断ったという。
なんと男前なことか。

ソワレも見たかったくらいです。
いいもの見せてもらいました。

福岡市民会館閉館記念式典&ギンギラ太陽’s 特別ステージ


■会場:福岡市民会館
■日時:2025年3月23日(日)14:00~15:30

福岡市民にはなじみ深い
といっても老朽化が否めなかった福岡市民会館。
閉館セレモニーの難関抽選に見事当選し、
見届けてきました。

子どもの頃はピアノの発表会もあったし
子どもたちの合唱コンクールも懐かしい。

市長が参加しての閉館式典
劇団ショーマンシップの仲谷一志が司会でしたが
高島市長のお名前を間違えたあと、
さらに市議会議長の名前を間違える。
おかげで会場は大爆笑。
あれは狙ってたのか!?

市長も気を悪くするのではなく「高島 宗一『郎』です」
とあえて強調する懐の深さは素晴らしい。

の後は、ギンギラ高橋さんが登場し、
いつものカブリモノステージで
福岡の歴史を振り返る。

天井とかよく見渡すと
これが60年前にできたって当時は画期的だったんじゃないかな。
次は福岡市民ホールにつながります。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』


10年以上前、福岡ロングランの時通ったミュージカル。
最近はミュージカルの映画化多いですね。

楽しみであるとともにどんな表現になっているのかは
ドキドキします。
大好きな世界観がなくなっていたら相当悲しい。

エルファバの内面にグリンダが気付き自分から心を寄せていくシーン、
息をのみました。
映画ってミュージカル以上に繊細な心のうちが伝わります。

「ポピュラー」でグリンダがファッションをプロデュースしてからは
エルファバはお洋服も髪型も似合う。

アリアナグランデ、お名前くらいしか存じ上げなかったのですが、
演技も素晴らしいんですね。
愛らしくおまぬけなキャラがぴったりで
かつ高音がきれい。
ピンクがとびきり似合ってて、「ポピュラー」最高に可愛かった。

フィエロはどうかなあと思ったら、
登場シーンは「え?結構年齢高い?」
が、なんといっても身体能力が高くてダンスはもちろん
バック転もいけちゃう。

客席は、平日だったので大人ばかり、
それもみなさんかなり本気度高くて
映画に集中できて本当によかった。

で、知らずに見に行ってて、
最後が「つづく」
え?
2時間40分もあったのに、後篇あるの?

自作が楽しみ、
の前に、可能ならもう1回リピしたいな。