
北九州市美術館で開催の「安野先生のふしぎな学校」
初日にうかがいました。

記念講演会「安野光雅の世界」を拝聴したくてね。
津和野町立安野光雅美術館館長の大矢鞆音氏の講演です。
もと出版社でバリバリにされていた方で、
一度に3つの館の立ち上げも行ったらしい。
今はかなりご高齢です。
基本的には安野先生の思い出話を語られました。
安野先生はとにかく企画やさん。
いつも自分より先に面白いことを考えていたそうです。
そのお話の通り、展示も面白かった。
安野さんが教員だったことから、
展示を「こくご」「さんすう」などの学校の授業科目ごとに仕立ててあって
正直、そんなくくりはなくてよかったとは思いましたが、
絵自体にストーリーがあるし、
ただの絵ではなくて、だまし絵だったりかくし絵だったり
楽しめます。
特に面白かったのがグリム童話の作品たちで、
原本のお話に並べるカタチで
人間の文字の読めないキツネの父親が
絵本の絵を観ながら自分の好き勝手な解釈で子ギツネに読み聞かせる。
みなさん、じっくり読んでました。
今どきには珍しく、撮影できるのはほんの少し。

磯崎新作の北九州美術館はとても素敵な建物なのですが、
小高い丘の上にあって下界とは異なる世界にあります。
食事できるところもないので、
2階のカフェテリアで割高のカレーランチ

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