Category Archives: ミュージカル・お芝居

トニー賞

去年はBS録画して観たトニー賞。
今年は遅れて放送なのかしら?

ちらりとテレビでみかけたら、シンディ・ローパーが映っていました。
『キンキーブーツ』でオリジナル楽曲賞受賞なのね。

パフォーマンスの様子も少しだけ紹介されてて、
1回聞いただけでも楽しさの伝わる作品だわ。

シンディといえば、sasa高校生の頃、大流行だったけど、
今や59才なのね。
その歳にして、15曲もの楽曲を引き受け、仕上げるなんて
才能と気迫が凄まじい。
そして、相変わらずのハッチャけた感じも可愛い♪

『キンキーブーツ』明るくて楽しそうな作品だし、
いずれ日本でも上演されるといいな。

チケット合戦の失態

博多座携帯サポーターに登録していると、
一般発売の少し前に先行発売があるのです。
いつまで経ってもメールこないなあとは思いつつ、
いよいよ昨日が発売だったので、博多座HPをよく見ると、
数日前に終わってる〜!

そうだ!
sasa、スマホがauになって、メルアド変わってたんだ!
またまた失態です。

慌ててチェックすると、狙っていた公演は、
既に「残り僅か」じゃないか。
もともと座席の少ない3階席なので、残っていてもすぐに後方になっちゃうのよね。
緊急事態でスケジュール変更。
アンジョだけは上原君限定なのですが、
マリウスはいくさぶろ君と原田くん両方観たいし、
バルジャンは一度は吉原さんで…などとやってると
なかなかうまいこといきません。

結局、なんとか3階B列センターで2公演取れました。
1回は次男と一緒♪です。

清史郎くんガブが外れてしまったのが残念。
ルドルフも観てないしなあ。
頃合いをみて、一度くらいはA席にもお邪魔したいものです。

『ヘンリー四世』

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■日時:2013年5月18日(土)13:00
   (1幕2時間15分 休憩15分 2幕1時間50分)
■会場:キャナルシティ劇場
■出演:吉田鋼太郎、松坂桃李、
   木場勝己、立石涼子、星智也、矢野聖人、冨樫真、磯部勉、
   たかお鷹、辻萬長、瑳川哲朗、井面猛志し他

Starsが万全の予習だったのに対して、
こちらは全く予習なしで臨んだのがまずかった。
予習というかね、方向性だけでも知っておくべきだったわ。
チラシを見た時から鋼太郎さんの姿が妙な気はしてたけど、
登場するとビヤ樽のような巨漢の喜劇キャラなのね。
それさえ知らずに臨んだので、お話の世界に入るまでに時間がかかり過ぎた。

しばらく慣れてくると、鋼太郎さん=フォルスタッフの台詞まわしや
細かい動きがいちいち可笑しい。
なんか台詞を自由自在に転がしてる感じよ。
そうかあ、こういう所を楽しむ作品なんだって気付くのに出遅れ
惜しい事をした。
それに大型ペチコートみたいな輪っかをつけたままなのに、
テーブルの上に乗ったり下りたり、なんて機敏なんでしょう。
話は済んだとみせかけて、立ち去りながらひょいと振り返る、
その仕草や間が絶妙。
鋼太郎さんって、お固い王様だけでなく道化もお手の物だったのね。
それこそシェイクスピア役者さんってもんよね。

そして桃李くん(ハル王子→ヘンリー五世)。
全くお目当てでも何でもなかったんだけど、とても良かった。
オープニングはフォルスタッフとわいわい言いながら登場し、
蜷川さんのお好きな上半身裸となり、
転がり回りながら2人で遊んでやんちゃぶりを発揮。
安酒場でもバカ騒ぎばっかりやってるんだけど、
これが後半の王として立つ決意と対照的なの。
台詞も相当鍛われたのかしら。
膨大な量の台詞がはっきりとクリアに聞こえてきます。
もともとのちょいワル系のお顔立ちがキリリとセクシー。
色気のある役者さんだわ。

蜷川シェイクスピアは井面さん目当てに行くことが多いんだけど、
その井面さん、今回は結構台詞がありました。
それに、2幕の役が桃李くんの弟っていうのが笑ってしまった。
年齢的にはかなり無理がある。
若めのメイクで、お兄ちゃんたちの言うことに大人しく従ってる
様子がおかしい。

ラスト、ハル王子がヘンリー五世となったことを知り、
重用してもらえると思ってほいほい馳せ参じたフォルスタッフを
ハルがばっさり見捨てるところがつらいわなあ。
常識なしで申し訳ないけど、ここってハルも本意ではないんだよね。
王となり国を守るための決断だったんだよね。
この時の鋭く冷たいハルの視線もとてもよかった。

全部で4時間20分。
もちろん途中しばしウトウトしてしまいました。
でも、お話的にはとても面白かったの。
理解不足のところももう1回観ればもっと深められたはず。
チャンスがあればリベンジしたかった。
もっとフォルスタッフを楽しみたかった。

StarS☆NHK出演裏話

ここのところ、コンサートを思いだしながら、
「Gleam」を聴きながら、ニヤニヤしてしまうsasaです。
それほどに楽しかったのだよ。

福岡公演は、NHK『歌謡コンサート』生放送の翌日とあって
このタイミングでしか聞けない裏話を披露してくれました。

王子たち、オーラたっぷり、どうだ〜!とばかりに堂々と歌ってたけど、
実は相当キンチョーしたらしい。
普段はキンチョーを表に出さない王子でさえ、
それを隠しきれない程の緊張だったらしい。

朝からNHKに入って細川たかしさんたちにご挨拶。

さて、いざ生放送スタート。
よくわからないひな壇に座らされて、
さらにその直前に、裏で「9秒遅れてる」と
スタッフが怒られてるところを見てしまい、
「9秒ってのはどういうことなんだろう?
僕達はどうでもいいトークで30分遅れたりするんだけど…」
と思いながら、実際に自分たちの番になると
「StarSのみなさんです。」以降のアナウンサーさんの紹介がとても早口で、
王子もそれにつられて同じスピードになってしまい、結果・・・噛んだ。

浦井くんは「明日への活力」を「阿蘇への活力」と言ってしまう。

噛んでることも突っ込めない雰囲気。

いくさぶろ君は『民衆の歌』についての大事な説明担当だったけど、
「19世紀フランスの〜」とうまく説明できたつもりが、
大事な「革命」というキーワードを入れ忘れた。

バリケードのセットはすごくて、
こんなキラキラした衣装でいいのかな?不謹慎じゃないの?
と思いながら歌う。
そもそも王子と浦井くんは出たことないから
「こういう感じの歌…かな〜?」の状況。

堂々と歌い上げたものの、ステージ端にはけると
「うわぁーキンチョーしたあ。怖かったあ」と大騒ぎで、
その後3人でしゃべりまくった。

そんなに緊張のステージだったのに、
sasa、先日の記事では文句書いてごめんなさいね。

続いて王子「みなさん聞いてみたいですよね?」で会場大歓声。
いきなり、かみむらさんに伴奏お願いして
『民衆の歌』を再現。
キーボードだけの伴奏なのに見事に歌い上げました。
テレビよりはるかに素晴らしかった。
というのもきっとsasaの思い過ごしではなく、
いくさぶろ君曰く
「応援してくれるみなさんの前だとリラックスして歌えます」。

NHKの客席は「なんだ?こいつら」の白い目で
浮きまくってたらしい。
やけに身長の高いキラキラ衣装の見知らぬ3人組だもんね。
ここでは、確実に客席を信頼して歌えるからね。
でも、そんなアウェイの状況も3人だから楽しめたんだろう。
本来フルキャストで歌う曲をたった3人で成立させるのは
プリンスたちの強い歌声とスターオーラあってこそ。
緊張とアウェイの中、不安は微塵も感じさせず
完璧に歌い上げたStarSに拍手☆

実際『民衆の歌』はどの曲よりも盛り上がってしまい、
王子はみんなに喜んでもらえて嬉しいような、
「僕達は『民衆の歌』歌っておけばいいんですね」とスネるような、
ちょっとフクザツ…。

客席は実は満席ではなく、王子の地元なのに申し訳なかった。
でも、会場にいた全員が大満足のコンサートだったと思う。

StarS☆トーク

何が楽しいって、まずは王子の回転の早いトークと
3人の和気あいあいとした雰囲気。
それに、「浦井爆弾」と言われている浦井くんの天然ぶり。

最初に「StarS」の最後の「S」が何故大文字なのかと問われた浦井くん
「僕達だけでなくみなさんと一緒に輝いて、芽吹いて?はぶいて?」

葉吹いて?省いて?
なんのこっちゃ?

王子命名「説明迷子」
うまい!

「StarSのロゴのまわりにからみついているデザインは?」

浦井「しがらみ」

???

もちろん「煌めき」が正解です。

 * * *

浦井「こんな素敵な声楽科出身の方たちと一緒に
僕も便乗させていただいてどこまでも飛んで行く」

王子「素敵な声楽科って初めて言われましたよ」

王子&いくさぶろ君はやはりちゃんと歌をお勉強してるなあ
という歌声なので、天然浦井くんも気にしてたのね。

 * * *

これまでよく忘れていたと思われるマイクを取りに行くタイミングで
ちゃんと取りに行き、王子に「今日は忘れなかったな」と褒められ
浦井くん、満面の笑顔。
無邪気に喜ぶ子どものよう。

 * * *

極めつけは最後の「This Is The Moment」

王子がこの曲の歌詞についていい話をした後、
浦井くんに「ね、This Is The Moment」とふると、

浦井「ここでちょっと待って」だね。

???

王子「それはWait a moment。これは『今がその時だ!』」でしょ。

浦井くん「・・・」

王子「ちょっと待ってって思いながらこの曲歌ってたの?
あんな表情しながら?
あと1公演あるけど、ここにきてわかって良かった」

浦井くん、全く凹んだり気を悪くすることなく、
王子とともに、良かったなあという表情。

 * * *

浦井くん、何か言うと失敗するので、
黙ってニコニコしながら2人の話を聞いてるんだけど、
軽くふられた時の返しがやっぱり変で突っ込まれる。
かといって全くめげず「2人についていきます!」と忠犬のよう。
踊りも無駄に動いて結構ウザい。
張り切り過ぎ、やり過ぎなのに愛されるキャラなんだなあ。

3人のバランス、とても微笑ましい。