Category Archives: ミュージカル・お芝居

ミュージカル『ジェーン・エア』2回目

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■日時:2012年11月8日13:00
■会場:博多座
■出演:松たか子、橋本さとし、寿ひずる、旺なつき、阿知波悟美、山崎直子、
    辛島小恵、小西遼生、福井謙一、壤晴彦 ほか

やっぱ2回目は感動が違うねえ。
出ずっぱりで心配していた松さんも相変わらずの美しい声で、
前回以上にずず〜っと感動の域に入ることができました。

sasa的ポイントをメモとして。※ネタバレおおいにありますのでご注意。
○2人のポートレート
最初に自分の顔を書き、美人じゃないことにがっくりきて
気分を変えようとイングラム嬢を書き、2人の顔を見比べて
ますます自分に勝ち目がない〜と確信し、自暴自棄!
それもこれも自分で勝手に始めたことなのに…ってところが可愛い。

○ジプシー女
台詞がとてもよく曲にのっていて名曲だと思う。
sasaは原作で知ってたけど、昨日は客席から驚きの声も出てたので、
初めての人は気付かないのかもね。
丸い背中がすっ〜と伸びてどんどん大きくなる様も好き。

○イングラム嬢の歌
前回は他のキャストさんだったらしいですね。
辛島さん、美人だし、歌も上手だけど、あのオペラ歌手ばりの高音は
きついかなあ。

○フェアファックス夫人の祝福
身分違いの結婚に反対して、
「美人でもないしお金もないし、あんな普通の子がどうして!」
と剣幕だけど、それはジェーンを心配する親心でもあり、
最後は気持ちのままに祝福する、ここ好き。

○リード夫人との再会
ジェーンと病に伏せるリード夫人との再会シーン。
ここ、sasaはどうしても、小西シンジュンに目がいってしまい…。
2人が過去の言い合いをしてる時、シンジュンどうしてるのかなあと見てたら、
全く表情が変わらないのよねえ。
シンジュン、というか小西くん、何を考えているのだろうか。

○エンディング
ジェーンとロチェスターの心がはじめて通じるシーンがいまいち感動しないと前回書いたけど、
本当に一緒になるのはこっちだからいいのかもね。
それも2人だけでなく、後方でメイドたちがすっごく嬉しそうにしてるのが
思わず笑顔になる。
特にベッシーの谷口ゆうなさん。
アンサンブルの歌声の中でも際立ってるし、むくれても笑っても表情がいいわあ。
次はテナルディエ夫人ですって?
若いけど、絶対ぴったりだと思う。
他にもヘレン・バーンズとリトルジェーン、バーサとメイスン、など
それぞれの関わりの中でステージ上に全員が立っています。
ジェーンの人生を一緒に歩んできた気持ちで、全員に祝福されてのハッピーエンドに感極まる。

美しく、素晴らしい作品です。

キッシュ

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今日のお昼はキッシュにしたよ。
観劇前に満腹は禁物だからね。
合鴨スモークとブロッコリーのキッシュ(¥500)。
ちいちゃいのに、いいお値段だ…。

今回はスイーツが地味め。
幕間はどうしようかなあ。

ミュージカル『ジェーン・エア』

■日時:2012年11月2日(金)17:00 初日!
■会場:博多座
■出演:松たか子、橋本さとし、寿ひずる、旺なつき、阿知波悟美、山崎直子、
    辛島小恵、小西遼生、福井謙一、壤晴彦 ほか

『ジェーン・エア』博多座初日、カエルちゃんのファンクラブルートにて、
なんと3列目センターブロックにて観劇。
こんな良席座るのどれだけぶりかしら?
オペラグラスも不要よ。

荒涼としたセットは絵画のように美しい。
そこへ、あれっ?あれあれ?
なんか今、ジョン・ケアード風の紳士が舞台袖に入っていったぞ。
sasaの見間違いか?

さてオープニング。
リトルジェーンめちゃめちゃ美人さんな上に歌すごい。
アニーをやったという松田亜美ちゃん。
リトルコゼットとかより遥かにソロが多い大役を見事にこなしてます。

そして、ヘレン・バーンズのさとう未知子さん、これまた素晴らしい。
本の時もそうだったけど、ヘレンとの別れのシーンが一番悲しいな。

さとしさん、静かな時はいいんだけど、
歌い上げる時は昭和歌謡になるんだよなあ。
あらすじを説明するくどい歌が多いのが気の毒。

カエルちゃんのお目当ての小西君。
よろよろ出て来たからどうしたのかと思ったら、
身体の弱いお父さん役だったのね。
カエルちゃんによれば、革命後のマリウスの時と同じ演技らしい。
高慢で意地悪なイングラムの時、あまりに楽しそうに演じてらっしゃるので、
ついつい笑ってしまう。
それにしても、お顔が小さくて端正ね。

きっと見どころであろう、ジェーンとロチェスターが心を通わせるシーンが
なんだかあんまり盛り上がらない気がするのは何故?
ここって歌もいまひとつだったし、感動!って感じにならなかったんだよなあ。

一番好きだったのは、絵の上手なジェーンが自分とイングラム嬢の顔を書いて歌う
「2人のポートレート」。
2人の顔を見比べて、最初は平静を装ってたけど、もう我慢できない!
という感情を細かい動きと表情で歌っていて、そこに可笑しみもあって
すごい!松さん。
白い襟の詰まった黒ワンピの清楚さは英文学の主人公の品があって、
ミュージカル特有の歌い上げるクセがない自然な歌声も素敵。
普通っぽいのに巧いってのが松さんの歌の魅力だなあ。

初日というのに、満席ではないのは、作品の暗めなイメージ?地味さ?
いえいえ素晴らしい作品でした。
カテコには、やっぱり!ジョン・ケアードがいらっしゃってたのです。
実は出待ちでもお見かけして、握手していただきました。
とても気さくで優しく応対してくださいましたよ。

次回はいつもの3階席です。
ステージ全体の世界を楽しもうと思います。

博多・天神落語まつり

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こちらから先にアップさせていただきます。
博多・天神落語まつり「立川流と円楽一門会」
日時:2012年11月3日(土・祝) 14:45
◆会場:イムズホール
◆出演:三遊亭きつつき、三遊亭好楽、三遊亭兼好、三遊亭王楽
    立川左談次、立川談之助、立川生志

もちろん志の輔師匠に行きたかったんだけど、
チケットまったく取れず、なんとか「立川流」に滑り込んだ感じです。
きっと同じようなお客さん多かったと思う。

みなさんそれぞれ面白いのですが、
やはり志の輔師匠のような、笑いっぱなし、口を閉じる暇もない、
という突出した笑いではなかったです。

立川流と円楽一門の対決というタイトルでしたが、
もちろんsasaの軍配は「立川流」。
そして、その立川流のお三方とも、初めて高座を拝聴します。

立川談之助さんはお得意らしい「懐かしのスーパーヒーロー」という、
年輩の方には若い?若者には古い?ネタで、
これはマクラだと思っていたら、これが本演目だったんですね。
中途半端な月光仮面のマントを翻して去って行きました。
こういうのあり?

生志さんは語りが巧い!
おばちゃんのお話聞いてるような、じんわりした語り口で笑わせてくれます。
ネタは昇太さん作の軽いもので、入るまでに何度も「今日は軽いバージョン」ですから
と繰り返されてました。
そんなにお客さんに言い訳しなくてもいいのにね。

左談次さんは結構ご高齢で、よろよろしながら出て来て、
マクラもロレツが回ってないようで心配しましたが、
オチの切れは一番でした。
色っぽい方ですね。

トリの好楽さんは、談志さんを偲んで「ねずみ穴」。
志の輔らくごのCDで知ってるネタですが、
やはり志の輔には叶わないなあ。

みなさん、円楽さんも談志さんの思い出を語るマクラから入っていました。

今日の演目はコチラ。

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開幕

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本日、開幕☆
久しぶりに再会のカエルちゃんとすっかり遅くまで話し込んだので、
レビューはまた明日アップしますね♪