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TOMOVSKYライブ@京都拾得

■日時:2019年10月19日(土)18:30
■会場:拾得 自由席

昔、カステラというバンドがいまして、
20代のころライブに行ったことがあります。
そのボーカル大木知之くんがソロになったTOMOVSKY。

京都の住宅街の、こんなところにライブハウスなんてあるの?
って思う暗い道を歩いて行くと、
蔵のような建物があり、
そこの背を屈めるような小さい重い扉を開けると、
中はワイワイガヤガヤ人々が
ビール飲んだりカレー食べたりしてました。

自由席といっても座敷席にはなんとなく人がいて、
もはや座れるスペースはなく立ち見。

一人だし、なんか無理なとこ来ちゃったかなあ。
と立っていると、
トモフ普通にやってきて、お客さんと同じトイレに並びます。
開演してからの登場も、いったん後方に歩いて行って、
自分で拍手しながら登場。

歌は昔の曲をやるせいか、
歌詞をクリアファイルに入れたものを見ながら歌う。
歌はねえ、こっちを向いて歌ってくれないと
響かないのですよぉ。
いつもやってる曲だけちゃんと歌います。

立ってるのもきついし、途中で帰ろうかなあと思いながら
聴いていると、
ソロになってからの曲って全く知らないのに、
歌詞がよくわかる。
チャラけているようで哲学的。

ぼくのこと後ろ向きっていうけど、こっちが前じゃないの?
とか、
両想いっていうから恋愛の歌かと思ったら、
嫌いだと思う人は、相手も自分のことが嫌い、だから両想い。
とか。
これはトモフ哲学だ~!

その時思ったことをそのまま歌にしてしまう。
今日作った新曲は
「今日のライブまでにちゃんとしたTシャツとギターを
買おうと思っていたのに朝になって気づいた」
というなんともそのままの曲。

今でいう忖度が全くない。
気持ちがいい。

曲もほっこり可愛い。

そして、演奏してくれるポントチョフというユニットが
トモフの曲にぴったりのアレンジをしてくれている。
時にはリハに参加してないトモフが
どこで歌に入ればいいかわからないというハプニングも。
それも素直に言っちゃう。

ライブハウス的に、
21時までに終了というお約束があるらしく、
ギリギリまで突っ走ってくれました。

トモフ、sasaと同じ歳なのです。
若き日のカステラ時代はともかく、
この歳まで真っすぐにバカやってる姿は尊敬します。

王子の「15の夜」

仕事終わって実家に寄ったところ
母親がすごい剣幕で
「あの井上とかいう人と氷川きよしの
『恋のバカンス』が酷い!」とまくし立てる。

まあいつものことなので、あまり気にせずNHK「うたコン」録画を確認。
2人でのデュエットなのですが
氷川きよしが最近ロッカーに移行しているせいか、
かなりガナりたてる。
王子はそれに合わせつつも、うまくまとまるように低音で調整する。
そのバランスと気遣い流石!
この番組は氷川君の方がホームだしファン多いし、
王子はあくまでも氷川くんを立てる。
王子はちゃんといいところでセーブしてて
全く問題無し。

で、王子のソロはと言えば、尾崎豊の「十五の夜」だった。

正統派の王子には
斉藤和義とか米津玄師とか雰囲気ある方の歌ってイマイチじゃん?

心配しましたが、良かったです。
尾崎豊ってちょっと台詞っぽいから
台詞調の歌ならお手の物。
アラフォーの王子にとって
それもきっと荒れたことのない王子が
「盗んだバイクで走り出す〜♪」って歌ったのは
ちょっと笑いましたけどね。

「QUEEN-HEAVEN-」敗退

今だに続くボラプ熱。

ファンの中で話題になっていたQueenの
プラネタリウムでの映像体験。
東京開催だったのが福岡でも!

ということで、当然行くつもりでした。

公演は2回だけですが、
220名×2回の440名ですから楽勝でしょ。

な~んて甘くみてたのがマズかった。

ちゃんと発売開始の10時にスタンバイして
接続も問題なく、
慣れないPeatixだったのでもたついたものの
普通に申込みボタンは押したのです。

が、既に遅し、販売終了。

恐るべし、ボラプファン。
この勢いはQueenファンというよりボラプファンですもんね。

事前に申し込みシミュレーションするべきでした。
どこかに落ちてないか探すしかない…。

映画『ロケットマン』🚀

エルトン・ジョン、お名前くらいしか知りません。
『ユアソング』さえこの度知ったくらい。

でも『ライオン・キング』も『ビリー・エリオット』も
エルトン作だもんね。

お話は予想以上に悲しかったです。
厳格な父親は何かしらエルトンのことが気に入らない。
母親も自分のことでいっぱいで
両親ともに愛してくれない。
救いはおばあちゃんだけ。

音楽のパートナーとなったバーニーは
人としては愛してくれるけど、
普通に女のひとのところに行っちゃった。

『ユアソング』ができるシーンねえ、
自分の思いをバーニーが詩にしてくれて
それを曲にのせて、
思いのたけの歌が出来上がる。
ここ、泣けます。

あと、自分には決してハグをせず、
嫌悪感しか示さなかった父が
再婚の息子たちのことは当たり前に抱っこ。
サインが欲しいというから書いたら
知り合い用だった。自分は関心なし。

愛が欲しかったのはフレディ以上かも
というか、そういう描かれ方だった。

内容はボラプと違って、ミュージカル映画。
台詞が歌。
ダンスシーンも多い。
タロンくん歌もダンスも上手だわあ。

ボラプにはラストのライブエイドという
最大の見せ場があって
あそこでノックアウト☆

っていうのは、『ロケット・マン』にはないのよねえ。
ただ、エルトンは顕在だから
音楽のパートナー・バーニーとも仲良く、
28年前から断酒してて今は夫と赤ちゃんもいて
幸せに暮らしてることがわかって
救われた思いです。

王子登場@NHK『Covers』

やっと観ました、録画してた王子の『Covers』。
司会のお2人も福岡出身なんだって。
池田エライザちゃん、可愛い。

1曲目『歌うたいのバラッド』
王子、この曲好きですよねえ。
コンサートでも必ず歌う。
「歌うたい」である自負でしょうか。
が、sasaあんまり好きじゃない。
これは斉藤和義さんの個性あっての曲じゃない?
う~ん、あんまり個性が強かったり雰囲気のある方の曲は
王子にあわないと思うのよねえ。

同じく椎名林檎『人生は夢だらけ』。
とにかく歌がうまいとリスペクトしてるみたい。
斉藤さん以上に個性が魅力な方よね。

カバーするなら、ご本人よりも歌の魅力がアップして
王子が歌うといいよねえ、さすが!って思いたいわけですよ。
でも、この2曲を超えるのは難しいと思う。
それは、王子は何度もトライする『Lemon』然り。

3曲目、『瑠璃色の地球』。
これは王子バッチリ。
王子の歌で、瑠璃色の地球が広がる。
王子の包み込むような歌声がものすごく似合う。
王子が歌ってくれてよかったなあと思う。

と、個人的な勝手な感想でした。