Monthly Archives: 6月 2021

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梅シロップ発酵

今年の梅シロップ失敗しました。
例年、梅がシボシボになるのに、
いつまでも丸いまま。
というか膨れている。
様子がおかしい。

毎日数回瓶を揺するんだけど、
泡が出てきた。
蓋を開けるとアルコールの匂いが。

ああ~これは発酵だあ…。

仕方なく、梅を取り出して、
シロップを鍋に入れ、火にかける。

まあ、3週間くらいは経ってるので、
エキスが出てないわけではない。
が、明らかに色が薄いし、
梅の香りが薄い。

瓶を冷暗所においたので、
いつもほど瓶に目がいかず、
揺する回数が若干少なかったのと、
瓶が密閉ではなくて、少し液漏れするので
あんまり勢いよく揺すれなかったのよねえ。

でも、気をつけていても発酵するときはするらしい。

飲めないことはないけど、
ちょっと寂しい梅シロップのできあがり。

UberEatsって…

皆様はUberEats、とっくにご利用ですか?
sasaね、先週の土日仕事だったものですから
初めて利用したのです。
言ったことのある好きなお店のメニューを発見しましてね、
出勤前に注文して、わくわくしながら帰ってきました。

配達時間までちょっと時間があったので
急いでシャワー浴びて待つ。

19:00-19:30で指定したけど、なかなか来ない。
あれ?19:30すぎたけど、遅れてるのかなあ。

なんて思いながらスマホを見ると
ええええ~!!!!
勝手にキャンセルになってる。

「お届け先に到着後10分待機し~
連絡を試みましたが~
不在のため~
適切な対応を取っているため~
返金の対象外です」

?????

意味わからん…
家にいたし、玄関チャイムは鳴ってない。
確かに非通知の着信が5分間の間に3回入っているけど、
音消してたから気付かず、
返信しようにも非通知なのでできない。

お店に電話すると、丁寧には対応してくれるけど、
商品を渡すだけなので、配達については全くわからない。
これは全くお店の問題ではないと理解する。

今ってどこでも面倒な電話問い合わせは避けるので、
Uberの連絡先は電話を受け付けていない。

なんとか連絡先をみつけて電話をくれるように依頼すると
しばらくして電話がかかってきました。

が、結局
「住所がきちんと登録されてなかった」
「電話連絡したのに出なかった」
ということで、sasaが悪者に。

ですけどね、sasaのアプリではマンション名も部屋番号も登録されていて
保存済になっているのですよ。

この説明をしても、
状況はメールで問い合わせて、その後確認する
ということで電話は終了。

そうこうするうちにどんどん遅くなるので、
結局そこからごはんちゃんと作りました。

で、その後、住所が登録されている画面の写メを送り、
5分電話したことが「10分待機になるのか?」についても
問い合わせるが、

返答は
「住所はきちんと入力してください」
「注文する前にきちんと確認してください」
あくまでも、登録のやり方が悪いの一辺倒。

だからあ、
何度も登録はできている証拠の写メ送ってるでしょ?
こちらの登録と、Uber側の管理画面の情報が違っているとしたら
それはUberのシステムのエラーであって、
sasaの責任ではない。

何度やり取りしてもこの返答なので、
「送った写メ見てますか?」
の返事をしたら、
ここでやっと確認したようで、
「システムのエラーかもしれません」という返事がきました。
支払いに使った初回クーポンも戻してくれました。

仕事中にこの話をしてみたら、
若手たちは何度も頼んでいるらしく
到着時間には配達員さんが今どのあたりにいるかを
チェックするのが常らしい。
到着まではスマホを手元において
いつでも出られるようにしてるんだって。
これまで届かなかったことはないから、
今回はたまたま運が悪かったということ。
みなさんUberお気に入りで、あっちの味方です。

でもさあ、注文してお金払って、
指定した場所に指定した時間に配達してもらう
ってシンプルに普通のことじゃない?
その間、届くかどうかの状況チェックは
こちらの義務なの?
そして電話に出なかったら自動キャンセルって納得いかないわ。
(もちろん、住所不備ほかこちらの不手際があったら
こんなことは言わないよ)

そして、注文したお料理はお店には戻ってなかった。
一体どこに行ったのか?

楽しみにしていた初めてのUberEatsは
こんな苦い体験となりました。

アプリをダウンロードし直し、
住所を登録しなおして、
注文時間には配達員さんの位置を確認し、
電話にはいつでも出られるように待機。

内容は充実してるから
他にも食べてみたいお店が出店してるし、
再チャレンジはできるのだろうか。

雲の帯

帰りのバスから見あげると、こんな空。

きれいな帯状に綿毛のような空が広がってました。
長く生きてきたけど、こんなの初めて。

シフト

次男が県外に進学してもう2年。
最初は無理と思っていた子供のいない暮らしも、
嫌だと言っても日々の暮らしがあるわけだし、
なんとか2人で快適に暮らせるようにシフトしています。

ごはんの時はテレビをつけない方針だったのですが、
2人ですので間が持たず、
ご飯を見ながら食べることになりました。

で、ある日帰ってくると、
食卓テーブルの向きが変わり、
目の前に大きなテレビが。

これまではリビングにあるテレビを
食事の度に方向を変えて、
遠くから見ていました。

観られないことはないけど、遠くてよく見えないし
ボリュームあげないと聞こえない。

で、買い物好きの、いや明らかにsasaより時間のある旦那が
購入を決めたようです。

テレビと食事の環境はよくなりました。

こうやってなんとか快適を目指しながら
やり過ごしていくのだろうなと思う。

舞台 『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男』

■日時:2021年6月13日(日)12:00
■会場:久留米シティプラザ 1階O列サイドブロック
■演出:白井晃
■劇作・脚本:中島かずき
■音楽:三宅純
■出演:稲垣吾郎 中村橋之助 橋本淳 牧島輝 落合モトキ 藤原季節
清水葉月 智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之 田山涼成 榎木孝明 他

お話が面白そうだったけど、
チケット代の高さに諦めていた公演が
ここにきてたたき売り状態になっていました。
遠征を取りやめた方が多かったのかな。

ということで直前に手にしたチケット、
これが大当たり!
素晴らしい作品でした。

まあ、この時代の世界観、もともと好みではありますが、
重厚で濃密なお話に感嘆いたしました。

パリで唯一の死刑執行人サンソン。
冷酷無慈悲に殺していくように思われますが、
人間ですのでそんなことはなく、
いやむしろ、自分が職を失おうとも実は死刑廃止論者なのです。

当時は、斬首は貴族だけの特権で、
市民は車裂きなどの残酷な刑となり、
それは公開で行われ、鬱憤のたまった市民の娯楽となっていた。
斬首にしても、失敗すれば何度も刀を振り下ろすことになり
処刑者に多大な苦しみを与える。
そのためには日々身体を鍛え、
一気に振り下ろせる力と技術を常に保持しなければならない。

世間が不穏になり、処刑者が増え、
パリでただ一人の死刑執行人サンソンだけでは手に負えない。
そして絶対に失敗はできない。
何より、貴族か市民かという身分によって苦しみが違うのはおかしい、
平等で人道的な執行法を、
ということで
サンソンと協力者たちで
ギロチンを開発する。

その前に伏線がありまして、
サンソンがルイ16世のもとに参じた時、
ルイはオルゴールを作っていて、
もともと物を作ったり物理が好きだという話をする。

サンソンがギロチンの話を最初にした時も、
そこには刃の重さと高さが重要だということを
ルイは即座に理解し、
実際に試作の話の時には、
刃を斜めにした方が確実に切れることを指南する。

自分も制作に関わったルイが
自身もそのギロチンにかけられようとは。

ルイ自身は、処刑者であっても無駄な苦しみを与えるべきではないし、
市民の怒りを荒立てることは避けていた。
サンソンはそんなルイの聡明さを敬愛した。

これまでレミゼの市民・革命家の視点で見てきたことが
ルイの人柄や姿勢が描かれると
全く違う見え方になってくる。

市民の側も興奮し、
スパイ探しに懸命になり
魔女狩りのようなことになってくる。

無実も含め、処刑者の数は加速する。

ここでサンソンは苦悩する。
ギロチンで処刑がしやすくなったことが
処刑者を増やしているのではないか。

確かに時代的に罪人が増えたのはあるが、
果たしてそれだけか?

当時、死刑執行人は世襲制であり、
サンソン家は代々その職を受け継いできた。
サンソンも、法の、国の命令に従って
職務を遂行してきたわけです。
死刑執行人として世間から誹謗されるが、
実際に刑を決めたのはサンソンではなく裁判官です。

敬愛するルイの首も職務として刎ね
その後も3000人の刑を執行します。
戦争が人の心を狂わすように
正気でいられる方が不思議な仕事。

それでも職務を全うし、
これまで自分が執行した人たちの回想のうちに
舞台は幕を閉じました。

sasaがよく書いているように
ストプレはテーマが難しいことが多いので
よく置いていかれます。

でも、この作品では
世界史の知識が曖昧であっても
カタカナの登場人物たちの人間関係も
市民が何に怒っているかも
サンソンの心の動きや葛藤も
ほぼクリアに理解できました。
それぞれの思いにも共感できました。

これはひとえに
演出白井晃氏と脚本中島かずき氏の力だと思います。
衣装も舞台も美しかった。
音楽も深淵だった。
東京公演は途中から、大阪公演はすべて中止になった時でも
お稽古は続けていたそうです。
久留米公演は無事に駆け抜けました。

ほんとにその場にいられてよかったと思う
素晴らしい作品でした。